大みそかにこんにちは、編集部 石川です。 ミュージシャンズ・ミュージシャンという言葉があります。音楽のプロである同業者からとても人気のあるミュージシャンのことです。 ライターズ・ライターという言葉は聞いたことがありませんが、ライターの中で特に評判のいい記事というのは実際に存在します。しかも世の中でウケたかどうかとは無関係に。 この記事では、ライターが選ぶ「デイリーポータルZ今年のベストセレクション」、挙げてもらいました。 執筆ライターの自薦による「俺の記事ベスト」もあわせてどうぞ
「人工の雨でがけ崩れを起こす実験をしていたところ、予想を上回る大量の土砂が崩れ落ち、15人が死亡…」 50年前のNHKニュースで、アナウンサーが緊迫した様子でこう伝えた。東京の多摩地区や川崎、横浜の丘陵地帯で相次いでいた土砂災害のメカニズムを解き明かそうと行われた実験が、一転して大惨事になったのだ。 「川崎ローム斜面崩壊実験事故」はなぜ起きたのか、50年後の今に何を問いかけるのか。 (首都圏局/ディレクター 三島康生) 3.2秒の悲劇 実験は昭和46年11月11日、当時の科学技術庁や建設省などによって、川崎市の生田緑地で行われた。土砂災害を再現して防災対策に生かそうと、実際の斜面に散水ポンプで大量の雨を降らせたのだ。しかし、実験中に予想を超える斜面崩壊が起こり、現場に立ち会っていた15人が犠牲となった。
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