税金は「収入の多い人はたくさん納めている」「家族がいると控除が増えて減る」という構図が見えてきた。ではどうすれば効率的に「節税」できるのだろうか。考えてみよう。 前回、前々回までで、所得税や住民税の概要は何となく理解できたであろうか。 「収入の多い人は税金をたくさん納めている」「家族がいると控除が増えて税金が減る」という構図が見えてきたと思う。おそらく多くの人は納める税金を少なくしたいであろう。筆者は「お金持ちなど他人様はたくさん納税して国の借金を減らして、自分の納税額はできるだけ少なくなるといいなあ」と身勝手なことを考えている。そんなわけで、今回は節税の話をしよう。 サラリーマンが節税するには まずサラリーマンの課税の仕組みをおさらいしよう。 給与の収入金額(年収)-給与所得控除-各種控除=課税所得 となっている。給与所得控除は一定の計算式で決まるので税金を減らすためには 給与(年収)を