2007年3月30日 沖縄支部セミナードキュメント 講演していただいた片岡さんより、ドキュメントを頂きましたので掲載いたします。 Click here to get the file Size 187.9 kB - File type application/pdf
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます LAMPやLAPPといった言葉が示しているように、オープンソースソフトウェア(OSS)での代表的なリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)といえば、「MySQL」と「PostgreSQL」だ。この2つのRDBMSは同等であるかのように思われているが、しかしPostgreSQLのユーザー団体「日本PostgreSQLユーザ会」で理事長を務める片岡裕生氏によれば、「PostgreSQLはあまり信用されていない」ということがあるそうだ。 「十分にチューニングされたMySQLとチューニングしていないPostgreSQLを比較したり、反対にチューニングされたPostgreSQLとチューニングしていないMySQLを比較したり、あるいは比
SourceForge.jpにて、PostgreSQLのINSERT/UPDATEを高速化するSigresというプロジェクトがあるのだが、11日のSigres-0.1.3のリリース発表において、このSigresは 通常のPostgreSQLに比べINSERTやUPDATEが数倍から数十倍高速化されているということが書かれている。少々驚いたが、何となくwriteとfsyncの呼び出しを最小限にしているような感じである。PostgreSQL開発者のBruce Momijian氏はメモリファイルシステムにWALファイルを置けばいいと考えているようであるが、 Sigresの開発者はそれでは大した性能向上はないことと、チェックポイントレコードすらメモリファイルシステム上にあるのは危険と述べている。 上流で議論を開始しているように見えるが、さて手法については皆さんどう思うだろうか?
「最新版のPostgreSQLは16CPUまでスケール(CPU数に比例して性能が向上)する。性能はもはやオープンソース・ミドルウエアの課題ではない」---独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は2月7日,オープンソース・ソフトウェア・センター(OSSセンター)が実施した「OSS性能・信頼性評価プロジェクト」の結果を公開した。 スケーラビリティ評価は,The Linux Foundation(旧OSDL)が開発したツールDBT-1を利用した。オンライン書店をシミュレーションしたベンチマーク・ツールである。使用したのは,評価時の最新版だったPostgreSQL 8.1にパッチを適用したもの。「現在の最新版である8.2相当」(IPA OSSセンター研究員で日立製作所の鈴木友峰氏)。2005年に8.1を対象に実施した評価では8CPUまでしかスケールしなかったが,今回の評価では16CPUまでスケー
PostgreSQL Global Development Groupは5日(米国時間)、オブジェクト指向リレーショナルデータベース管理システムの最新版「PostgreSQL 8.2」をリリースした。公式サイトおよびミラーサイトでは、各種OSに対応するソースコードのほか、Fedora Core 2/4/5/6およびRedHat Enterprise Linux 3/4に対応するRPM/SRPM、Windows用のバイナリパッケージが公開されている。 今回のバージョンアップでは商用ユーザやコミュニティからの意見を反映、200を超える新機能の追加や改良が施された。新機能としては、半構造化テキストのインデックス処理における拡張性を向上させる「データの汎用転置インデックス(GIN)」がサポートされたほか、Solaris 10で実装されたDTraceなど監視用フレームワークに対応、データベースサーバ
PostgreSQL Adaptor for WTP I could not found PostgreSQL for WTP. I can use PostgreSQL with DB2 Adaptor or Generic JDBC Driver support. However these methods support all of PostgreSQL type. PostgreSQL Adaptor support type and function better. attachment:wiki:oss/Release:org.ultimania.wtp.rdb.postgresql_1.0.2.zip
RDBMSデータの管理アプリケーションにExecute Queryがある。MySQL AdministratorやpgAdmin IIIなどとは異なり、データベースに依存しない管理ツールだ。Javaで開発されたRDBMS操作ユーティリティで、さまざまなデータベースに対してSQLクエリの実行やデータベースのインポート/エクスポートなどが可能という特徴をもつ。ここでは同様のアプリケーションとして、Eclipse IDEを使って開発された「Eclipse SQL Explorer」を紹介したい。 Eclipse SQL ExplorerはJDBCを通じてデータベースの閲覧やクエリ操作を行うためのユーティリティツール。GNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2.1のもとで公開されているオープンソースソフトウェアで、執筆現在での最新版は8月30日(米国時間
オープンソースのRerational Database Management Ssystem(RDBMS)の雄といえばMySQLとPostgreSQL。アプリケーションに組み込んで使うタイプのRDBMSまで広げればApache Derby、H2、HSQLDBなども人気があるが、汎用的に幅広く使われているFLOSS RDBMSとなると、やはりMySQLとPostgreSQLの2つとなるだろう。 この2つのRDBMSに共通した特徴に、周辺ツールが充実しているということがある。10年まえであれば管理にCUIツールを使うことに違和感はなかったが、現在では優れたGUIツールがあり、広く利用されている。たとえばMySQLにはMySQL Administratorが、PostgreSQLにはpgAdmin IIIが用意されている。 図1.1 MySQL管理ツール – MySQL Administrato
先日、思わぬことからGree主催のオープンソーステクノロジー勉強会でお話をさせていただいた。一応テクノロジー系の勉強会なのでお題としてPostgreSQLにおけるスケーラビリティのお話を用意したのだが、本音で言うと高速道路時代を生きる若手プログラマの皆様に向けてのヨタ話の方が主題であった。 当日の様子・ログはGreeのページないし参加者の皆さんのトラックバックなどを読んでいただきたい。多くの方にコメントやら感想をいただいた。参加者の1〜2割の方がなんらかの形でブログで意見表明をするという場に居合わせたことに自分自身うれしく思うし、ブログを書いていただいた皆さんに素直に感謝したい。*1 懇親会で車座になりながらビールを飲みつつさらに皆さんと時間を共有した。その場でもいろいろ参加者の皆さんからコメントをいただいたのだが、技術的な話で言うとRDBMSをはじめとするミドルウェアの性能チューニングの
PostgreSQLの導入が成功し、さらにミッションクリティカルな用途に適用しようとした際に、まず直面するのが可用性の問題だ。DBが止るとシステム全体のダウンにつながるため、DBの停止時間は可能な限り短くしたい。 Webサーバであれば、複数のサーバを設置してロードバランサで管理すれば、比較的簡単に「止らない」Webサーバシステムを構築できる。だがDBの場合は、複数のDBサーバでデータの一貫性を保つ工夫をしない限り、同じ方法では対応できない。 PostgreSQLの可用性を高める方法の中でも実績のあるのが、フェールオーバー型のクラスタだ。 この方法では、2台以上のDBサーバが「共有ディスク」という、複数のシステムに接続された特殊なディスク装置を使用する。普段はどちらかのDBサーバが共有ディスクをマウントし、他のサーバはアクセスできない状態になっている。 2台のサーバは互いに相手を監視する「ハ
オープンソースソフトウェア(OSS)は、すでに企業で本格的な活用段階に入っている。一時盛んだったOSSのコスト論議やライセンス、法的な問題の議論は出尽くしたようだ。 これまでOSSは一括りで議論されてきたが、ここから先は個別のOSSに関する議論を深める段階に入ったと見てよいだろう。 今回から2回にわたり、筆者が長年にわたって関わってきたOSSDBの「PostgreSQL」を例にとって、OSSをよりよく活用するにはどうしたらよいかを考えてみたい。 「ポストグレス」「ポストグレスキューエル」などと発音されるPostgreSQLは、元々は1980年代に米国カリフォルニア大学バークレー校(UCB)で開発された。当初からソースが公開されて無償で利用できたため、特に研究開発の現場で広く使われてきた。 当時は問合わせ言語がSQLでなく、性能や安定性の点で今一つだった。それが1996年にインターネット上の
トランザクション機能をサポートしているのは、PostgreSQLとMySQL+InnoDBエンジンであり、MySQL+MyISAMエンジンはトランザクション機能をサポートしていません。ここでのトランザクション機能とは、複数のテーブルやレコードに影響をおよぼす処理を1つの単位とみなし、この単位での処理結果を保証する機能を指します。 具体的には、BEGIN文にてトランザクションを開始していくつかの処理を行った後、処理を確定する場合はCOMMIT文、処理を取り消す場合はROLLBACK文を使用し、トランザクションを終了させるまでの処理です。 トランザクション分離レベルとは、複数のトランザクションが同時に実行された場合に、他のトランザクションからの影響がどのくらい分離するかのレベルを意味します。 ANSI/ISO SQL規格(SQL92)では4つの分離レベル(下記コラム参照)が定義されています。P
今回はレプリケーションを取り上げます。まずレプリケーションとはどのようなものかを解説し、次にPostgreSQLとMySQLそれぞれが持つレプリケーションの基本構造を解説します。 RDBMSでいうプリケーションとは、ある1つのデータベースをまったく同じ内容で複製し、複製したデータベース(レプリカ)をネットワーク上に複数配置する機能です。レプリケーションにて作成した複製のデータベースは、様々な目的に活用できます。次にその使用例を紹介します。 目的の1つには、バックアップデータとしての活用があります。テープ装置などの外部記憶装置にバックアップデータを作成するかわりに、他のサーバ上のディスク内にデータベースを複製し、それをバックアップデータとします。 障害発生時には、バックアップデータとして作成した複製データベースを本番データベースとして使用し、障害復旧のための時間を短縮する効果があります。 そ
住友電気工業は今春,工場の生産管理システムをJavaベースのWebアプリケーションに刷新する。インフラ面での大きな特徴は,オープンソース・ソフトを全面的に採用したこと。サーバーOSにLinux,Webアプリケーション・サーバー用ソフトとしてはTomcat,リレーショナル・データベース用ソフトにPostgreSQLを採用。さらにWebアプリケーションを利用する際のブラウザとしてFirefoxを使う。昨年秋から開発を始めており,特定の工場を対象に今年春の稼働を目指す。 住友電工では1999年以降,新規システムはすべて,Javaを使ったWebアプリケーションに統一してきた。サーバーはLinuxを採用していたが,今回の生産管理システムの開発でデータベースをオープンソース・ソフトのPostgreSQLにする。これまで同社では,業務システムの開発に商用データベースを採用してきた。 PostgreSQL
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