日本とアメリカの癌患者の統計を取ったところ、日本で乳癌(にゅうがん)になって しまった患者は、アメリカで乳癌になってしまった患者より、乳がんが進行している 状態で、診断されるケースが多かったことが分かりました。今回、比べたデータは、 2008年に癌と診断された日本の患者のデータとアメリカの患者のデータです。 乳癌の発見状態は、日本の方が進行した状態で発見されることが多かったのですが、 胃癌(いがん)や肺癌(はいがん)、大腸癌(だいちょうがん)などの場合は、日本の方が、 早く発見される比率がアメリカよりも高かったことも分かりました。データを集計 したのは、国立がん研究センターです。集計は、2007年から開始し、癌患者の 癌種類や進行度、治療方法などのデータを記録しています。2008年は、約360の 病院の約43万人分の癌患者のデータが登録されました。なお、今回の集計結果です