6回裏1死満塁のピンチを迎え、伝令としてマウンドに向かう上中別府チエさん=相模原球場試合後、準優勝のメダルをかけてもらった=相模原球場準優勝のメダルをかけた上中別府チエさん=相模原球場試合前にチームメートと円陣を組む上中別府チエさん(左から2人目)=相模原球場決勝戦で敗れ、泣き崩れるバッテリーを励ます上中別府チエさん=相模原球場 【竹野内崇宏】神奈川県川崎市の定時制高校に通う83歳の女子高校生、上中別府(かみなかべっぷ)チエさんが23日、相模原市のサーティーフォー相模原球場であった全国高校定時制通信制軟式野球選手権大会県予選(朝日新聞社など後援)の決勝戦に、背番号12の選手としてベンチ入りした。ピンチでは伝令に走るなど、孫のようなチームメートと一緒に試合を戦い、準優勝に輝いた。 上中別府さんは川崎市立高津高校定時制の4年生。担任で監督の中島克己教諭(45)から昨秋、「子どもたちにいい影