Home TAP the DAY 世界に衝撃を与えた武満徹の『ノヴェンバー・ステップス』は11月9日、小澤征爾の指揮でニューヨークで初演された - TAP the POP 1967年11月9日、ニューヨーク・フィルハーモニックの本拠地であるハーモニック・ホールでは、ベートーヴェンの『交響曲第二番』に続いて、日本からやって来た横山勝也(尺八)と鶴田錦史(琵琶)をソリストに迎えた「ノヴェンバー・ステップス」が演奏された。 作曲したのは武満徹、現代音楽と映画音楽の分野で急速に頭角を現して注目されていた音楽家である。 指揮したのは小澤征爾、20代の若さでニューヨーク・フィルの副指揮者に就いて、すでに全米に知れ渡る名声を得つつあった若き日本人だった。 演奏が終わると観客席では「ブラボー!」の声が飛び交い、拍手は鳴り止まず、大きな反響が巻き起こった。 超満員の会場には武満と面識のある作曲家たちもたくさ