ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (6)

  • 象は奇跡的な進化を経て巨大化した

    生命の神秘 小型化の進化は速いが、大型化にはとてつもない時間がかかる Gopal Chitrakar-Reuters 象は我々が思っていた以上にタフな生き物なのかもしれない。象は地球上に生息する陸上動物で最も体の大きな動物だが、これほどの巨体になるまでの道のりが非常に長く険しかったことが明らかになった。 1月末に米国科学アカデミー紀要に発表された論文「陸生哺乳類の最大サイズの進化」によれば、象が現在のような大きさに進化するのに要した年月は、実に2400万世代分。「大型動物は進化的変化の積み重ねの結果であり、そうした変化には時間がかかる」と、共同研究者の一人であるモナシュ大学(オーストラリア)の進化生物学者アリステア・エバンズはワイアード誌に語った。 研究の結果、恐竜が繁栄していた時代の地球上では、象などの大型陸上動物は現在のネズミのようなサイズの小動物だったことがわかったという。「白亜紀と

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    fjvkv4 2012/02/03
  • 値上げと同時に値下げする電気代に隠された電力会社のトリック

    電気代の値上げをめぐって、ドタバタが続いている。東京電力は4月から企業向けの大口電力の料金を値上げする方針を表明したが、西沢社長が記者会見で「料金の申請というのは、われわれ事業者としての権利ですので・・・」と述べたことが利用者の反発を呼び、西沢氏は1月31日、古川経済財政担当相に「至らぬところがあった」と謝罪した。 しかし西沢氏の発言は正しい。大口電力(50kW以上)は自由化されているので、政府に料金を認可する権限はなく、東電は自由に値上げする権利があるのだ。それがいやなら、利用者は他の独立系発電会社(PPS)に変更すればいい、というのが原則論である。 問題は、競争が起こっていないことだ。PPSなど電力会社以外の販売電力量シェアは、全国で3.5%しかない(2010年)。この最大の原因は、電力会社がPPSから徴収する託送料(送電線の使用料)が高いことだ。託送料は規制料金だが、高圧電力で4.8

    値上げと同時に値下げする電気代に隠された電力会社のトリック
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    fjvkv4 2012/02/03
  • 世界の金融中心地はNYでなく香港か

    香港が初めてニューヨークとロンドンを抜いた。世界経済フォーラム(WEF)が先週発表した11年の「金融市場発展度」番付で、香港が首位に躍り出た。 アジアの都市として初の快挙。ロンドンかニューヨークがトップに選ばれなかったのも、これが初めてのことだ。 金融市場発展度は、効果的な金融仲介サービスや金融市場をもたらす政策や機関の評価、資と金融サービスへのアクセスの良さなどを基に算出される。 この指標はまた長期的な金融政策も分析し、各国で改革すべき分野を指し示してもいる。 アメリカとイギリスは依然として金融危機からの回復途上にあり、両国の窮状は企業の資へのアクセスを滞らせている。その一方で昨年4位だった香港は、IPO(新規株式公開)や保険など銀行業以外の金融サービスで健闘した。 WEFのケビン・スタインバーグCOO(最高執行責任者)いわく、「欧米の金融センターが短期的課題に集中する現状は理解でき

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    fjvkv4 2012/01/31
  • オバマ演説に学ぶ「希望の政治経済学」

    公平な機会を 中間層の活力を取り戻すと訴えて支持率を挽回(一般教書演説、1月24日) Saul Loeb-Pool-Reuters バラク・オバマ米大統領は一般教書演説で、再選を懸けた大統領選に向けて戦いの火蓋を切ったと言えるだろう。オバマは中間層への支援や富裕層への増税を打ち出し、富裕層増税に反対する共和党との対決姿勢を鮮明にした。共和党の候補者が誰になるかはまだ分からないが、弱肉強を是とする彼らの経済政策は「残酷だ」と、オバマは暗に訴えたのだ。 すべての国民に公平な機会を与えることを強調したオバマの経済政策は、無党派層の心をつかんだ。11月の選で彼が再選できるかどうかの鍵を握る浮動票だ。 少なくとも民主党系の「デモクラシー・コープス」が行った世論調査からは、その傾向が読み取れる。 どの数字を見ても良い結果につながっている。特に「中間層向けの政策」で評価が24ポイントも上がっているの

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    fjvkv4 2012/01/27
  • 「上から目線」問題に苦しむ日米の政治家

    兵庫県の井戸敏三知事が、NHKのドラマ『平清盛』について「画面が汚い」という批判を行なったことが話題になっています。これに対して坂東玉三郎氏がドラマの作りを絶賛したとか、神戸市長は逆の意見だとかいう情報が流れたり、NHKがわざわざ演出方針を変えないという見解を出したり、色々な動きがあったわけです。これに対して、井戸知事の方は旗色が悪くなったと見ると2週目の放映後には「面白くなりそう」などと腰砕けになっているなど、ドタバタ劇の範囲を出ない話と言えばそれまでです。 ですが、このエピソードの背景には「目線」の問題が潜んでいる、そう考えると問題は決して単純ではないように思います。恐らく井戸知事は「清盛ブームに乗って神戸に観光に来るような層」は「難しい話」や「地味な話」は嫌いで「華やかで分かりやすい話」が好きだろうという判断で、こうした発言に至ったのだと思います。発言の趣旨は「観光客が減る」ことへの

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    fjvkv4 2012/01/20
  • 「上から目線」とは何なのか?

    気がつくと「上から目線」という言葉が大流行しています。では、「上から目線」というのは何なのかという定義をしようとすると、これはかなり難しいわけです。 例えば、「ドヤ顔」という言葉がありますが、これは「上から目線」とは逆のニュアンスがあります。「どうや」と得意になっている様子自体が決して非難されるわけでなく、むしろ人も周囲もユーモラスな感じで「誇張して威張ってみたり」しているわけです。 では、どういう局面では「上から目線」と非難されて、どういう場面では「ドヤ顔」で済むのかというと、そこにはある種の条件があると言えます。問題は、自慢の背景にある「いいことだから得意になっている」という価値観が周囲に共有されているかどうかです。 価値観が共有されていれば、ユーモアを込めて「ドヤ顔」という言葉でその「得意満面」な態度は承認されるわけです。一方で、意味もなく大きな態度を取っていたり、得意がっている背

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    fjvkv4 2012/01/18
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