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ブックマーク / cookiescene.jp (3)

  • マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン - COOKIE SCENE

    MY BLOODY VALENTINE 全部がただひとつの音に聞こえるような レコードを作りたいと思っていた その後の音楽の流れを完全に変えてしまったアルバムというのは、もちろんいくつか存在する。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインというバンドが1991年にリリースしたアルバム『Loveless』も、あきらかにそのひとつだ。 決してバカ売れしたものではない。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインは、いわゆるロック・スターでもない。だがその一方で、カルト的ステイタスに甘んじる「仙人的」なやつらでもない。ただ、1991年以来まったく新作アルバムを発表していない彼らが、そんなふうに見られる傾向があることもたしかなのだが(笑)。 ここ数年「出る出る」と言われていながら、なかなかリリースされなかった『Loveless』のリマスター盤が、この2012年5月、とうとう世に出た。それは、ある種の音楽ファンにとって重

    fjwr38
    fjwr38 2018/07/05
  • ジョニー・マー&オウガ・ユー・アスホール - COOKIE SCENE

    JOHNNY MARR & OGRE YOU ASSHOLE つきつめると、音楽さえ良ければ たいていどんなことでも我慢できるんだ 昨年のザ・クリブス東京公演を見にいったとき、フロント・アクトをオウガ・ユー・アスホールが務めていた。彼らはたしかにいいバンドなんだけど、これまで(とくに中心人物の出戸が)USインディー・ファン、というイメージが強くて、ちょっと意外なとりあわせだと感じた。現在はクリブスのメンバーとなっているジョニー・マー(もちろん、ザ・スミスのギタリストとして最も有名)に、開演前の楽屋でちょっとだけ話をする機会があったのだが、オウガの話になると目を輝かせ、「いいバンドだよね!」と言っていた。あとで聞いたところによると、この日彼らが演奏するのも、ジョニーの強烈なプッシュで実現したらしい。そういえば、ジョニーって、クリブスに加入する前はモデスト・マウス(これは出戸も大好き)にいたわ

    fjwr38
    fjwr38 2017/06/25
  • SEAPONY 『Go With Me』(Hardly Art) - COOKIE SCENE

    「こんなバンドがシアトルから現れるなんて!」 このアルバム、『Go With Me』を友人たちと共に初聴した時に、思わず自分の口からそんな言葉が出てきた。 元々、ボーイング社やマイクロソフトにスターバックスといった、誰もが知っている一流ブランドの発祥の地でもあり、近年では日にも浸透しきった感のあるこれまた大規模なビジネス、アマゾンの成功により、見る見る内に大都市化・高級化していくシアトルにおいて、いまだに労働者階級の雰囲気が染み付いているウェスト・シアトル(ちなみに、ここはシアトルのローカルシーンを支える2大インディー・レコード・ショップの一つ、Easy Street Recordsの店のある地域でもある)の少し風変わりなビーチ、アルカイ・ビーチ・パークで撮影されたのでは?と思わせられる陽光に照らされた女性を写したジャケットが示すように、ザ・ペイング・オブ・ビーイング・ピュア・アット・

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