青森県有数の進学校、県立青森高校で14日朝、1年生281人全員の机の上に「教育勅語」の原文が印刷された紙が置かれているのが見つかった。誰が、どんな目的で置いたのかは分からないという。 同校によると、14日午前7時10分すぎ、教頭が4階にある1年生の教室を巡回した際に、紙が机に置かれているのを発見。教頭は朝の自習用資料だと思っていたが、午前8時20分ごろ、学年主任に確認すると資料でないことが分かった。すでに生徒の手に渡っていたが、同校は特に危害はないと判断し、県教委に報告した上で、用紙の回収や警察への相談はしなかった。 見つかった紙は縦約22センチ、横約8センチ。戦前における国民道徳の基本原理であった「教育勅語」の原文が黒いインクで印刷されており、最後に「平成二十六年四月十四日」と日付が加えられていたという。 同校は、前日の13日は模試のため生徒玄関を開放していたほか、14日は通常授業の日で