トルコとの国境沿いにあるシリア北東部ハサケ県のクルド人の街ラスアルアインに近い、タルタメル郊外の道端で顔を覆って立つ女性。背後には、トルコ軍がシリア北部のクルド人自治区に侵攻した際、トルコ軍戦闘機の視界をさえぎるために燃やされたタイヤから黒煙が立ち上がっている。トルコの継続的、破壊的な攻撃に対し、国際的な非難が巻き起こっている(2019年10月16日撮影)。(c)AFP / Delil Souleiman 【11月12日 AFP】息子が生まれたとき、私たちはアバン(Avan)と名付けた。豊かさと繁栄を意味する名前で、息子の人生の航路がそうなるようにと願った。だが1年後の今、私は思う。いったいどうしてそんな名前を息子に付けることができたのか。こんなにも破壊と荒廃のさなかにある惨めなわが国で、いったい誰が希望を持てるというのか。 私はシリア北部出身のクルド人だ。何年もの間、この国の戦争をカメラ
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