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ブックマーク / www.hananoe.jp (15)

  • モーニング娘。'17 新しい愛の軍団 - 花の絵

    モーニング娘。は1997年9月に結成され、1998年1月にメジャーデビューした。そして今は2017年7月。結成から丸20年が経とうとしている。そんな記念すべき年であることを踏まえてのことなのか、この半年余りの間にさまざまな出来事があった。コンサート、CDのリリース、演劇の舞台だけでも私には十分なのだが、そういうわけにもいかないらしい。今となっては、昨年末に解禁されたサシニング娘。の話題ですら昔のことのように思える。 1月にはマルコメのモーニングみそ汁のキャラクターに起用されるというニュースがあり、彼女たちのメジャーデビュー・シングル「モーニングコーヒー」が「モーニングみそ汁」にアレンジされた。それに伴い、MUSIC VIDEOも公開。キャンプ場を舞台に、メンバーの楽しげな表情をうまくとらえた映像は、カメラとライティングが絶妙で、企画物扱いするのがもったいないほどクオリティが高かった。終始、

  • モーニング娘。'16 結成20年を迎える前に - 花の絵

    2016年のモーニング娘。'16は、例年に比べてシングルのリリースが少なく、オリジナル・アルバムも出さなかったが、その一方で、コンサートの内容が驚くほど魅力的だったり、新メンバーが発表されたりと、結成20年を迎える前にポジティヴな変化を感じさせる出来事がいくつかあった。それらのことについて、まとめて書いておきたいと思う。 2016年11月23日に発売された62枚目のシングルは「セクシーキャットの演説/ムキダシで向き合って/そうじゃない」である。ここのところ続いているトリプルA面だ。私はいまだにこの形式に慣れないが、今回のシングルに関しては、3曲それぞれをメインとして聴いてほしいという気持ちをくみ取ることができた。 「セクシーキャットの演説」は久々にクセのあるつんく♂ならではの楽想が炸裂した作品である。サックスの音色を使って夜の雰囲気を出すアレンジも粋だし、奇抜な構成ながら、最後にクライマッ

  • モーニング娘。'16 柔軟さと的確さ - 花の絵

    モーニング娘。'16にとって2016年の前半は、一つの楽曲と現メンバーの相性がぴたりと合ったことにより、俄に勢いづいた期間だと言えるかもしれない。「今のモーニング娘。」のカラーを打ち出す上で、また、鞘師里保、鈴木香音とメンバーが立て続けに卒業する淋しさを吹き飛ばす上で、その楽曲は大役を果たしたのだ。 「泡沫サタデーナイト!」がラジオで初オンエアされたのは2016年4月20日で、コンサートで初披露されたのは4月29日。場所は岩手県の盛岡市民文化ホールだった。私は幸いそのステージを観ることができたが、メンバーのパフォーマンスは堂に入ったもので、歌と踊りをめいっぱい楽しみながら、場内のボルテージを上げていた。 まさにモーニング娘。が昔から得意とする、しかもライブ映えするファンク色の強いダンスナンバーで、曲調自体は別段新しいものではなく、驚くような仕掛けがあるわけでもないが、これがうまい具合にはま

  • モーニング娘。'15 新体制の第一章 - 花の絵

    モーニング娘。'15が13人体制でスタートを切ってから半年が経つ。2011年以降に加入したメンバーのみで編成された「新生モーニング娘。」がどんなグループになるのか、年始のテレビ番組(1月9日放送)や「ハロコン」だけでは想像できないところも多くあったが、5月27日に日武道館で千秋楽を迎えたコンサートツアーを観て、頼もしさと将来性を肌で感じることができた。そのせいか、昨年の横浜アリーナ公演が昔のことのように思える。 全33公演の「モーニング娘。'15 コンサートツアー春 GRADATION」で、私が行ったのは3月22日の宮城、4月25日の栃木、そして日武道館である。セットリストはヴァラエティに富み、過去に観たどのツアーにも劣らないくらい濃い内容を持っていた。その1曲目を飾ったのが、新曲「青春小僧が泣いている」だ。 4月15日に発売されたこの曲(初オンエアは2月28日)を初めて耳にした時は、

  • モーニング娘。という変奏曲 [続き] - 花の絵

    楽曲のことに関しては、なんだかんだいっても、つんく♂の裁量がユニークな磁場を生んでいる。少なくともモーニング娘。に対する総合的な印象として、そのように見える。ただ、それ以外のことでは、彼のコメントやジャッジにハラハラさせられることが少なくない。プロデューサーの中には、ミスジャッジをしたりトラブルを招いたりしても、全て計算であるかのように思われるタイプがいる。一方、計算してやっているつもりでも、周囲から「大丈夫なのか」とか「何も考えてないんじゃないか」と思われるタイプもいる。つんく♂の場合は、後者に属するだろう。盲信を生みにくいタイプ、ともいえる。 プロデューサーとしての彼の最大の強みは「人財」である。まだ全然表に出ていない才能、向上心、女性的魅力を持つメンバーを伯楽の目で選び、切磋琢磨させているという意味では、つんく♂は一つの上手いやり方をしている。モーニング娘。に限らずハロー!プロジェク

    flagburner
    flagburner 2012/12/15
    『モーニング娘。はその時その時の体制に魅力があり、突っ込みどころがある。それは今しか観ることのできないものであり、後でも観ることができる、という保証はどこにもない』
  • モーニング娘。という変奏曲 - 花の絵

    最近、日常生活の中でモーニング娘。の名前を目にすることが増えてきた。街中にポスターが貼られたり、メジャーな雑誌の表紙を飾ったりしているし、テレビに出演する機会も一時期よりは少しだけ増えた印象がある。電車の中で「モーニング娘。が......」と話している中高生もたまに見かける。「状況が変わった」とまでいいきるのは早計だが、良い形で16年目に入ったとは思う。 モーニング娘。はその時自分たちにできることを堅実に、かつ、全力でやっている。改めていうまでもなく、それは別に2012年に限った話ではない。彼女たちのステージは、その都度、今の体制こそ実はベストなのではないか、今の体制のまま続いてくれないものか、と思わせるだけのものを持っている。「15周年」や「50枚目」をきっかけにモーニング娘。を知った人は、これからこのグループならではの奥深い魅力、模倣できない存在感に惹かれていくことだろう。 「モーニン

  • 2012年のモーニング娘。をたのしむ [続き] - 花の絵

    9期と10期のメンバーは、2011年に加入したばかりなので、その才能には未知の部分が多い。私自身、ほぼ知らないに等しい状態にある。ただ、ある舞台を観て、個々の表現力の片鱗をうかがうことはできた。大槻ケンヂ原作の「ステーシーズ 少女再殺歌劇」である。話の山場が分散しているため、一度観ただけでは流れが掴みにくかったものの、各メンバーが頼もしい存在感を発揮し、ある者は演技で、ある者は踊りで、ある者は表情で魅せてくれた。 目立っていたのは、メインキャストを演じた田中れいな(6期メンバー)、鞘師里保、工藤遥。この3人は適材適所で、役にはまっていた。それ以外では、ほとんど作為を感じさせず、ある意味無心に「砂也子」として舞台に存在していた石田亜佑美と、それとは逆のアプローチで役に入り込もうと心を砕いていた生田衣梨奈が印象に残る。とはいえ、最も胸に迫ったのは河相我聞の熱演だったが。 ところで、モーニング娘

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    flagburner 2012/07/15
    『このグループに興味を持った当初は、過去のモーニング娘。に気付かなかったのを悔やんだものだ。しかし、とにかく今、「新しいモーニング娘。」の活動を目にすることができているし、そのことに喜びを感じている』
  • 2012年のモーニング娘。をたのしむ - 花の絵

    2012年5月18日、モーニング娘。の新垣里沙と光井愛佳の卒業コンサートが日武道館で行われた。あのタイミングで2人が一緒に卒業するという展開には驚かされたが、セレモニー自体は感動的なものだった。歌唱面でも、それまで調子とはいい難かった田中れいなのコンディションが良かったこともあり、満足できる内容になっていた。とはいえ、グループ内で後輩たちを指導する立場にあったメンバーが抜けるのである。コンサートが良かった分、これからモーニング娘。はどうなってしまうのだろう、と不安にもなった。あれから、ちょうど50日が経つ。 せっかく魅力を知ることができたグループが様変わりすることには、誰もが複雑な感情を抱くはずである。この2年間だけでも、モーニング娘。のメンバーは大きく変わった。さらに、しばらくすると11期のメンバーが入ってくる。グループの構成はまだまだ変わりそうだ。進化するためには何らかの変化が必要

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    flagburner 2012/07/08
    (One・Two・Three に関して):『~ライブバージョンなりの凄さや魅力を出せれば、それで良いと思う。少なくとも、「逃げ」を感じさせないようなライブを期待したいところだ』←果たしてどうなることか・・・。
  • 可能性のモーニング娘。 - 花の絵

    モーニング娘。は動画サイトに公式チャンネルを持っている。そこでは新譜や旧譜のMUSIC VIDEOを視聴することができる。今の時代、そういうアーティストは珍しくないし、まずは曲を聴いてもらわなければ始まらないという考え方も理解できるが、それにしても、動画を見た後、ファン以外でCDを購入しようと思う人はかなり限られてくるはずである。 しかし、そんな時流にあってもCDで聴いておきたい楽曲というものがある。49枚目のシングル「恋愛ハンター」もそのひとつだ。モーニング娘。のほかのシングルではそこまで強く感じたことはないけれど、この曲に関しては、公式動画に慣れていると、CDで聴いた時に面らう。低音が前のめりになって攻めてくるのだ。BPMは動画と同じでも体感速度が違う。音と音が所狭しとせめぎあい、飛沫を上げている。PC周りの音響設備を変えれば同じような音質を味わえるのかどうかは分からないが、少なくと

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    flagburner 2012/04/28
    『今回に関していえば、リーダーの卒業を目前に控えながら、変に湿っぽくならないところも良い。最高のモーニング娘。を見せようという気合いと、余計なことは考えずに今を楽しもうというポジティヴさが迸っている』
  • Buono!について 「初恋サイダー」を聴きながら - 花の絵

    普段生活している中で、ハロー!プロジェクト関連のトピックを目にしたり耳にしたりすることは稀である。雑誌の表紙で見かけることもほとんどない。そのため、情報を得る時は、自分からあちこちのサイトに取りに行く必要が出てくる。私のような横着者は、できればオフィシャルHPを見て済ませたいのだが、「ここに来れば最新のトピックが揃っている」という感じがしない。結局、情報を探すにはそれなりに時間をかけなければならなくなる。 私自身は邦楽ジャンルの仕事をしているわけではないが、いちおう音楽に関わる環境に身を置いている。にもかかわらず、周辺にある情報量が少ない。おそらくハロー!プロジェクトのことを知らない人は、当に知らないまま終わってしまうのだろうと思う。 こんなことを書いたのは、Buono!の「初恋サイダー」という楽曲を聴いて、久しぶりに胸が躍るような高揚感を覚えたからである。この曲は2011年12月から動

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    flagburner 2012/02/18
    『「アイドルとは思えない」「アイドルで片付けるのはもったいない」といいたいところだが、ハロー!プロジェクトのタレントには、こういう驚きを提供する人がほかにもいる』←って誰なんだよ(苦笑)
  • モーニング娘。の田中れいな 2011年、最も心に残ったバラード - 花の絵

    帝国劇場で『ダンス・オブ・ヴァンパイア』を観た。高橋愛がモーニング娘。を卒業後、初めて踏む舞台である。ソロになってから初の舞台が帝国劇場で、演目が人気ミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』、しかも帝劇開場100周年記念公演というのはかなり恵まれていると言える。一人の女優として、どんな歌、演技で魅せてくれるのだろうか。私は初日に行くことにした。 「人気ミュージカル」とは書いたものの、私自身はこの作品について詳しいことは何も知らず、また、事前に何のリサーチもしていなかった。だから、帝国劇場に着いてパンフレットを購入し、このミュージカルの作曲家の名前を目にした時は思わず仰け反った。ジム・スタインマン。ーー昔、ボニー・タイラーがこの人の曲を歌っていた。有名なのは「ヒーロー」と「愛のかげり」。ただ、私にとっては、ダイアン・レインが出ていた映画『ストリート・オブ・ファイヤー』の「今夜は青春」を書い

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    flagburner 2011/12/13
    『~サービス精神とエゴが二人三脚で突っ走っているようなキャラクターは、個人的には嫌いではないが、彼女が何か発言するたびにハラハラしている人も少なからずいるに違いない』←いつかの○○人発言とかね(苦笑)
  • モーニング娘。の道重さゆみ 毒にも薬にもなるアイドル - 花の絵

    夏に会社を移ってから生活サイクルが変わった。始業時間がこれまでより2時間早くなり、家から会社の距離も遠くなったので、7時には起きなければならない。一般的には、7時なんて早いうちに入らないのだろうが、20年近く夜型生活を送ってきた身には馴染みのない時間帯である。それでも、今のところは緊張感のおかげで起きている。夜も遅いので、体力がもつかどうか不安だ。 ある日、騒音のせいで予定より1時間も早く目が覚めた。二度寝も出来ず、朝べながら、普段は見ないテレビ番組をぼんやり見ていると、シングルのランキング速報が始まった。モーニング娘。の「この地球の平和を気で願ってるんだよ!」が出た次の週である。私はチャンネルをそのままにしておいた。が、紹介されたのは1位、3位、4位だけ。2位のモーニング娘。は出てこなかった。なぜ省略されたのかは分からない。ただ不自然な印象が残った。 数ヶ月前にも、あるニュース番

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    flagburner 2011/10/09
    『元々は警戒心が強い人なのではないかと思う。空気はかなり読んでいるようだが、計算して話しているようで、その計算がどこか狂っているため、周囲の空気とも自分自身の意図ともズレが生じる』←う~む。/ 6333個目
  • モーニング娘。の高橋愛と新垣里沙 主に演技について - 花の絵

    モーニング娘。の魅力とは何か。答えは様々あると思う。その中で大きな割合を占めそうなのは、メンバーの豊かな個性と未知数の才能、パフォーマンスに対する向上心、コンサートの楽しさ、メンバーの変動から生まれるドラマ、といったところだろうか。私はモーニング娘。のことをかなり後追いでチェックしてきたが、「もうこの辺でいいかな」という感情は一向に湧いてこない。それどころか、知れば知るほど知りたいことが増えてくる。歌やダンス以外の面でも、個々のメンバーの魅力に奥深さを感じ、興味が尽きない。 歌やダンスのほかに魅力を感じたのは、彼女たちの演技である。率直に言うと、モーニング娘。には「女優」というイメージが全くなかった。その見方が変わったのは、『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』や『シンデレラ The ミュージカル』のDVDを観てからである。その後しばらくして、高橋愛が出演する舞台が始まった。『喜劇「ハムレット

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    flagburner 2011/08/25
    『アイドルが女優をやると「アイドル女優」と軽んじられる傾向にあるが、2人はアイドルという枠をはみ出た表現力を備えている。コンサートで歌う時や踊る時の表情を見ても、そういう素養があることは感じ取れる』
  • 2007年〜2011年のモーニング娘。 後になって評価される前に - 花の絵

    モーニング娘。ブームとはいつ頃のことを指すのか。そうきかれた時、多くの人が思い浮かべるのは「LOVEマシーン」以降の数年間だろう。そのブームがいつ過ぎたのかは、何事につけ前倒しで「終わった」と書きたがるマスコミの傾向もあるので分からないが、ここ数年のことではないはず。おそらくもっと前である。そして、現在のモーニング娘。はというと、魅力的な個性と豊かな才能に恵まれたメンバーを擁しながらも、「ブームは終わった」という前提で見られ、質的な部分に対する評価はハナから度外視されている。アイドルにとってこの前提ほど重いハンデはない。 かくいう私はモーニング娘。に詳しいと言える立場にない。特別な思い入れがあるわけでもない。顔と名前が一致する程度の基情報は知っていたが、この6、7年間はほとんどチェックしておらず、誰が在籍しているのかもよく分かっていなかった。そういうスタンスで書くことだから、長年モーニ

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    flagburner 2011/06/12
    「ブームは終わった」という前提で見られ、本質的な部分に対する評価はハナから度外視されている。アイドルにとってこの前提ほど重いハンデはない」←音楽ユニット等への再評価が多くの人達に伝わらない要因かも。
  • 2007年〜2011年のモーニング娘。 後になって評価される前に [続き] - 花の絵

    高橋愛率いるモーニング娘。が著しい成長を遂げたのは、それだけ場数を踏んできたからだろう。観客の反応がダイレクトに返ってくる空間で、メンバー同士なれ合うことなく何年も真剣勝負をしていれば、おのずから集中力もつき、見せ方も聴かせ方もグレードアップする。 とはいえ、やはり実際に観ないことには確信が持てないので、コンサートへ行ってみることにした。メンバーの卒業を控えていたため、やや場内の空気が湿っぽく、ただの新参者である私まで雰囲気にのまれそうになったが、パフォーマンス面でのぬかりは一切見られなかった。ちゃんとした訓練を積んだ、実力のあるグループだということがよく分かった。ダンスの見せ方のうまさは言うに及ばず、メンバーの歌声に驚くほど伸びがあり、音源より良い出来を示している場面もあった。(人によって最も重要な部分とみなされる)MCについては、良し悪しの基準はそれぞれあるだろうが、道重さゆみが時折挿

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    flagburner 2011/06/12
    「過ぎてから評価されたところでメンバーは全然嬉しくないだろうが、このご時世に彼女たちを取り巻く環境が急に好転するとはちょっと考えにくい」←ハロプロ全体にも同じ問題があてはまりそうだが・・・。
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