藤村修官房長官が25日、「女性宮家」検討の必要性を指摘した背景には、10月に秋篠宮家の長女、眞子さまが20歳になったのをはじめ、女性皇族が相次いで結婚年齢に近くなられていることがある。悠仁さまのご誕生で皇位継承問題は一段落したものの、宮内庁は天皇家を支える皇族方が減ると、皇統の安定的な維持に影響が出かねないとして焦燥感を強めている。 「だんだん緊急性が高まっている、というのが大きな変化だと思います」 宮内庁の羽毛田信吾長官は10月27日の会見で、宮家の将来的な減少について危機感を口にした。 未婚の女性皇族8人が結婚し皇室を離れられるとすると、天皇陛下の孫の代の皇族は悠仁さまのみとなる。皇族方の果たす役割の重要性は今月、陛下が入院された際に、皇太子さまと秋篠宮さまによる公務分担で注目されたばかりだ。 羽毛田長官は「実際にどうするかは政治、国会の議論」としたうえで「皇室をめぐる問題の状況は時の