野田佳彦首相は1日付で2012年の年頭所感を発表した。東日本大震災や東京電力福島第1原発事故などを踏まえ、「日本再生に歩み始める最初の年だ」と指摘。震災復興や福島再生のほか、経済成長と財政再建の両立、安全保障などに触れ、「山積する課題に正面から取り組み、一つ一つ成果を上げていく。国難のただ中を生きる日本人が果たすべき歴史的使命だ」と強調した。 消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革については、消費増税関連法案の3月提出を念頭に「しっかりと具体化させていく」と表明。また、消費増税への環境を整えるため、国家公務員給与の削減法案の早期成立を期すとし、国会議員の定数削減にも「力こぶを入れて取り組んでいきたい」との決意を示した。 【関連記事】 【特集】ソーラーパワー〜節電時代の救世主〜 【特集】駅弁、あれこれ〜大館駅「鶏めし弁当」、仙台駅「特撰牛たん弁当」〜 【ルポ】重大事故から25年