北大路魯山人が開いた星岡茶寮の初代料理長だった、祖父から受け継いだ料理。 うちの店では代々「東坡(とうば)豆腐」と呼ばれ、 中国・北宋の政治家、詩人、書家だった蘇拭(そしょく)の号、 「東坡居士」にちなんで名づけられたそうです。 おもしろいのは細かくすりおろした焼き麩を衣にすること。 片栗粉や小麦粉をつけたときよりカリッと揚がるのに、 食べるとモチモチして、みんなが驚きます。 とろみのあるあんはヤマサの昆布つゆ白だしと有機丸大豆の吟選しょうゆを使って 透明感のある明るい色に。あんがきれいだと豆腐が映えるんです。 夜は肌寒さを感じ始めるこの時期、豆腐もあんも熱々のうちにどうぞ。 材料・4人分木綿豆腐……2丁 焼き麩(車麩などでも可)……1袋(150〜200g) 万能ねぎ……適量 しょうが……少々 片栗粉、溶き卵……各適量 揚げ油……適量 あんかけ汁 昆布だし入り白だしつゆ(水で割って)……