日常生活において私はあまり口に出して愚痴を言わないのだが、私の中には少しずつ溜まっていく澱がある。 ある程度の量になると溢れて、あっぷあっぷと溺れそうになるため、迷惑だろうとわかりつつ吐き出させてくれる相手に言葉をつらつらと並べたメールを送る。返事は要らない。ただ「吐き出した」というだけで私の心はだいぶ軽くなるからだ。こんな相手をしてくれる友人には感謝している。 *** 4日前。 「私よりも長生きして下さい。以上!」ただそれだけを書いたメールを友人へ送った。 「えっ?死ぬの?」ただそれだけの文が返ってきた。 それを見て私はふふっと笑い「このメールを今日書いている意味がわかってるくせに」と心の中で呟いた。そして「死なないけど、心はだいぶ見失ってるかもー」の言葉とともにそれに続く一言だけの愚痴を友人へ返信した。 返事はこなかった。と言うより先ほど書いたように、私は愚痴の後のメールをあまり必要と