金星が太陽面を横切っていくように見える「金星の太陽面通過(日面経過)」が、6月6日(水)の朝から昼すぎまで日本全国で観測できます。今回が21世紀最後の観測チャンスで、次回は105年後の2117年12月11日とのこと。5月21日(月)の「金環日食」に使用した日食観測グラスを捨てるのは、まだ早いようです。 ▽ 2012年6月6日 金星の太陽面通過 ▽ 2012年6月6日 ~21世紀最後の「金星の太陽面通過」~(国立天文台) 金星の太陽面通過は、地球から見て金星が太陽の手前を通過する現象で、金星が黒い点となり太陽面を動く様子が観測できます。通過の開始時刻は午前7時10分ごろ、終了時刻は午後1時48分ごろです。日本では2004年6月8日に金星の太陽面通過が観測されましたが、全国的に天気が悪かったそうです。 太陽面通過の観測には、日食観察グラスなどを使用します。肉眼やサングラス越しに太陽光を見ると目