危機と対応の混乱が続く福島第1原子力発電所。この国には、この「フクシマ」を含め54基の原子炉がある。そもそも被爆国であり地震国でもある日本に、なぜ、これほど多くの原発が造られたのか? 「原子力の戦後史」をひもといた。【浦松丈二】 ◇米国の「冷戦」戦略受け導入 政治主導で推進、議論尽くさず <ポダムとの関係は十分成熟したものになったので、具体的な協力申し出ができるのではないかと思う> 早稲田大学の有馬哲夫教授(メディア研究)が05年、米ワシントン郊外の国立第2公文書館から発掘したCIA(米中央情報局)機密文書の一節である。終戦直後から60年代までに蓄積された474ページにわたるその文書には、日本に原子力事業が導入される過程が詳細に描かれていた。 「ポダム」とは当時、読売新聞社社主で日本テレビ社長だった正力松太郎氏(1885~1969年)の暗号名。原子力委員会の初代委員長を務め、のちに「日本の
米国のシンクタンク「ノーチラス研究所」は21日までに、東日本大震災で失われた電力の供給を回復するには原子力や火力の発電所を再稼働、新設するよりも、省エネや再生可能エネルギー、小規模分散型の発電を拡大する方が、供給を早期に実現できる上に、年間の費用も安く済むとの調査報告書をまとめた。 省エネや再生可能エネへの投資は不確定要素が少なく、短時間で復旧が可能な上、二酸化炭素(CO2)の排出量も大幅に減らせるとしている。 同研究所は、日本の研究成果や国際的なデータを基に東京、東北両電力管内に建設可能な風力、太陽光発電の投資額や設備容量、コストを試算。小型、中型の発電機や燃料電池など小規模分散型の発電設備を増やすことも加味して、地震で失われた発電能力をカバーできるかどうかを調べた。 その結果、15年3月末までにこれらの手法で発電した電力量に、省エネで節約した電力量を加えると、その総量は計809億740
九州新幹線の全線開業から1か月以上が過ぎた。 東日本大震災の自粛ムードも影響し、福岡県・筑後地区への観光地への開業効果はあまり見られなかった。また、特急の運行本数が大幅に減ったことで、沿線の街からは「不便になった」との声も出ている。 筑後船小屋駅(筑後市)から約10キロ西の柳川市。開業日から市内と結ぶバス路線が新設されている。 今月3日まで、春恒例の「柳川雛(ひな)祭り さげもんめぐり」が開かれていたが、市観光協会の平川しずか事務局長は「大震災の影響もあってか、散策する人が例年ほどは見られなかった」と話す。 一方、筑後船小屋駅から約3・6キロ北にある筑後市のJR羽犬塚駅は、福岡市方面への通勤・通学利用が多い。これまで1時間に2本運行されていた特急は、上りは朝2本、下りは夜4本だけに激減した。 筑後市の会社員橋本利夫さん(62)は「仕事で遅くなると特急で帰っていたが、ダイヤを相当気にしなけれ
「宗像ユリックスのプラネタリウムが新しくなった、しかもカール・ツァイス製らしい」という情報を耳にして、「あ、そういえばプラネタリウムって最近見てないなー」「カール・ツァイスってのが惹かれるよね…」ってことで、天文に詳しくない私ですが、これは一目みておこうと宗像ユリックスまで行ってきました。ちなみに、2011年3月19(土)にリニューアルオープンしたそうです。 プラネタリウムはユリックスの2階にあります。券売機でその時間のチケットを買うしくみになっています。券売機の上のディスプレイには空席数が表示されています。 プラネタリウムの正面には、カール・ツァイスの導入によって引退したGOTOの旧型プラネタリウムが展示されています。デカイ… そういえば、プラネタリウムなど小学生か中学生の頃以來。その時に見た機械もこれぐらい大きかった気がします。 現在この宗像ユリックスのプラネタリウムでは「大人向け」「
◇営業時間短縮 夏休み分散 サマータイム… 政府、来月末までに方針 1年で最も電力需要が高くなる夏場に向け、政府と東京電力が需給対策の本格的な検討に入った。東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所事故などで東電の電力供給が大幅に減るためで、使用量の制限や夏休みの分散化、電気料金の値上げなど、あらゆる項目が検討対象に上っている。ただ、家庭や企業の負担も大きいため、政府は影響を慎重に見極めながら、4月末までに節電策をまとめる方針だ。【山本明彦、増田博樹、田畑悦郎、弘田恭子】 工場やオフィス、店舗の営業時間短縮、生産や事業拠点の東電管内以外への一時移転……。経産省が25日の電力需給緊急対策会議で示した節電対策のたたき台では、経済に大きな影響を与える検討項目が並ぶ。 会議では、企業の電力需要を分散するため、夏休みを分散化・長期化する案や、夏に時計を1時間ほど進めて勤務時間を繰り上げる「サマータイム」
北九州市立美術館 入館者1000万人突破 2011年4月21日 00:59 カテゴリー:九州 > 福岡 1千万人目の入館者となり、記念品を受け取る谷村さん(左) 1974年に開館し、37年目を迎えた北九州市立美術館(北九州市戸畑区)の入館者数が20日、分館(同市小倉北区)と合わせて1千万人を突破した。本館での記念式典で、1千万人目になった同市小倉北区の自営業、谷村千恵子さん(64)に額絵や図録などの記念品が贈られた。 谷村さんは「近所なので日本画が好きな主人と長年通っています」。本館は高台にあるため、見晴らしを楽しむために来ることもよくあるという。 館では昨年、入場者数が10万人を超えた「ポーランドの至宝」展や「モネとジヴェルニーの画家たち」展が好評で、1千万人突破に貢献した。分館では21日、再興第95回院展(西日本新聞社など主催)が開幕する。=2011/04/21付 西日本新聞朝刊=
福島第1原発の復旧作業を担う作業員の被ばく線量を定めた特例措置があいまいに運用され、作業員の放射線管理手帳に記載されていないケースがあることが明らかになった。現場の作業員はあいまいな運用に不安を漏らすとともに「結局、ババを引くのは作業員」と嘆く声も聞かれた。関係者からは「線量管理がいいかげんだと、訴訟になった時に証拠が得られない可能性もあり、問題」との指摘も上がる。【袴田貴行、森禎行、日下部聡】 ◇訴訟時、証拠ない恐れ 「今回食った(受けた)分の放射線量は手帳に載らないから。安心していいから」。3月末に福島第1原発の復旧に従事した2次下請け会社の男性(30)は、作業開始直前、1次下請け会社の社員にそう告げられた。 男性は3月下旬、所属するポンプ点検会社の社長から「上の会社から3日だけ人を出すよう頼まれた。(現場の状況が)ひどかったら途中で帰ってきていいから、とりあえず3日間だけ行ってくれな
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