マスク不足がまだまだ解消されない中、商店街などで「マスクあります」の貼り紙を見ることが多くなった。「売り切れ」「入荷はありません」と告知するドラッグストアとは対照的に、衣料品店や食料品店の軒先でマスクが売られている。どこも50枚入りの箱が3500円から4000円と微妙な価格。手を出していいものか…商店街にあふれる“ナゾノマスク”を実際に買ってみた。 【写真】ナゾノマスク、その中身は… 兵庫県神戸市の元町商店街。「マスク在庫あり」「緊急入荷」などとうたい、マスクを取り扱う店が4月中旬くらいから急に増えた。量販店やドラッグストアのマスク不足をあざ笑うかのように、店先のワゴンに山積みになっている。買い物客が群がるが、誰もが切望する箱入りのマスクは戸惑う値段。手に取った主婦は「ぼったくってんな~」と、思わず声に出していた。 小さなすし屋の軒先で、パックすしと一緒にマスクを売っていた店主は「よく売れ