4月に英ロンドンのデザインミュージアムで開幕した中国人の芸術家、艾未未(アイウェイウェイ)氏の個展の来場者は、見覚えのある光景を目にすることになる。それはフランスの画家クロード・モネの有名な絵画「睡蓮(すいれん)」だ。しかし、この作品はモネの印象派の筆遣いをまねて描かれたのではなく、22色、65万個のレゴブロックを組み合わせて「睡蓮」を再現した巨大な作品だ。 デザインミュージアムによると、「睡蓮#1」と題されたこの作品は、幅が15メートル以上あり、艾氏がこれまでに制作した中で最大級のレゴアートだという。 艾氏の「睡蓮#1」にもモネの故郷であるフランス・ジベルニーののどかな睡蓮の池が描かれているが、一方で、作品の右端に「暗い入口」のようなものも描かれている。これは、艾氏が中国の新疆ウイグル自治区で過ごした幼少期を示している。デザインミュージアムのプレスリリースによると、暗い色のレゴブロックで
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