"フュルベールに驚かされるアベラールとエロイーズ", ロマン派画家ジャン・ヴィニョーによる(1819年) ピエール・アベラール(Pierre Abélard 、1079年 - 1142年4月21日)は中世フランスの論理学者・キリスト教神学者。「唯名論」学派の創始者として知られ、後にトマス・アクィナスらによって集成されるスコラ学の基礎を築いたとされる。弟子であるアルジャントゥイユのエロイーズとのロマンスでも有名[1]。ラテン語式のペトルス・アベラルドゥス(Petrus Abaelardus)という名前でも知られる。 アベラールはナントに近いパレ(Pallet)で生まれ、音声言語論者ロスケリヌス(Roscelinus 1050?-1123?)と実在論者のギヨーム・ド・シャンポー(Guillaume de Champeaux 1070?-1121)に師事、パリのノートルダム大聖堂付属学校で神学と