1970年の大阪万博で「太陽の塔」の地下室に展示され、その後行方不明になっているオブジェ「地底の太陽」を原寸大で再現した立体パネル(高さ3メートル、幅13メートル)が26日、報道関係者に公開された。 27日から大阪府吹田市の万博記念公園で開かれる企画展(10月10日まで)で展示される。 地底の太陽は、太陽の塔を制作した岡本太郎(1911~96年)の作品。塔の頭部にあたる「黄金の顔」、胴体にある「太陽の顔」、背面の「黒い太陽」に続く「第4の顔」と言われる。直径3メートルの太陽と幅13メートルに及ぶ左右に波打つコロナが表現される。万博後に兵庫県に寄贈され、その後、行方が分からなくなった。