9月 21, 2010 (中国通信=東京)重慶20日発新華社電によると、重慶市文物考古研究所は先ごろ、武隆県蒋家ハ(土へん+覇の西を雨に変える)で、新石器時代と殷周時代の遺跡を発見した。 蒋家ハ遺跡は烏江左岸に位置し、面積は約2万平方㍍で、今回の発掘では新石器時代と殷周時代の遺跡が見つかった。そのうち、新石器時代の遺跡からの出土品は夾粗砂陶と黒皮陶が中心で、表面には太目の縄文が付けられ、器形は甕が中心だった。殷周時代の遺跡には4基の住居址、11カ所の灰坑があり、1号住居址には15個の柱穴が残されていて、干欄式建物だったことがわかる。出土遺物も豊富で、夾細砂灰陶と褐陶が中心で、少量だが青銅器の装飾品と動物の骨も見つかった。 考古専門家は次のように指摘した。このたびの発掘成果は大きい。第1に、烏江下流では新石器時代の遺跡が少なく、これまでに4カ所しか見つかっていない。今回発見された新石器