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ブックマーク / www.despera.com (6)

  • ジャン・ジュネについて一言 : ですぺら掲示板2.0 mobile ver.

    florentine
    florentine 2013/07/16
    いま、モラリーの『ジャン・ジュネ伝』を少しずつ、だいじに大事に読んでるのだ(同時に『恋する虜』も何度目になるかわからないけど捲ってる)
  • 友よ、いずこ (ですぺら掲示板2.0)

    昨夜、基となる引越が済む。思いのほかウィスキーが多い、あと百は減らさなければならない。二、三箇月掛けて調整していかなければ。器とグラスは種類が多くて手が付けられない、こちらも大幅な入れ替えが必要である。今日はドアが完成し、厨房のフードを除くすべてができあがる。冷ややかな新店舗がやっと形をなす。このひえびえとした取り澄ました店がやがて熱を帯びるであろうことを願っている。 昨夜は手伝ってくださった方と向かえの白木屋へ赴く。ゴールデン街へと思ったが折あしく日曜日、わざわざ開けさせるには及ばないと近隣で間に合わせる。 それにしてもよい酒だった。とわずがたりに自らの過去を語る。 一所懸命に消え入ろうとする、もしくは消え入ることに命をかける。文学に於ける懸命の地とはそのようなものと心得ている。そして、公験文書を添えて累代相伝されるとの習いは文学には馴染まない。文学とはなにがどうあろうとも、一代限

    florentine
    florentine 2010/03/30
    id:SIMPLETONさんお呼び出し/ 覚悟。
  • ジャン・ジュネについて一言 (ですぺら掲示板2.0)

    鈴木創士さんからメールを頂戴した。掲示板のほうに書くのは照れくさいとか、そういうシャイなところこそ彼にはふさわしい。武内ヒロクニさんは「病気などどこ吹く風といった感じで、元気に画業にいそしんでおられる」とか、わたしにとってはなによりの消息である。山六三さんが亡くなられてから、おそらく彼しかいないように思う。 「花のノートルダム」に附せられた鈴木創士さんのあとがきにエドマンド・ホワイトの「ジュネ伝」があった。読むかどうか分からないが、購入してきた。「パサージュ論」とどちらを購うべきか迷った。ベンヤミンの「主題をなくした思想」に興味はあるが、それにしても観念論に近いものはおそらく今後は読まないだろうとジュネに軍配をあげた。 「ジュネ伝」の巻頭に謝辞というのがあって、「指導的権威」とか「学識の記念碑」といった言葉が散見される。ゲイに権威もないだろうなどと書けば誤解を生む。マイノリティであろうが

  • 「消え去ったアルベルチーヌ」 (ですぺら掲示板2.0)

    先週の金曜日、駒井さんが来店。高遠弘美さんのプルースト「消え去ったアルベルチーヌ」の談議に終始した。のっけから細かいはなしで恐縮だが、グラッセ版をテキストに用いたため、著作権を取得しての翻訳となった。こういう場合はフランス側と翻訳者とのあいだで印税は折半となる。にもかかわらず、翻訳者に支払われる印税は八パーセント。フランス側へ支払われる印税は光文社持ちとなった。この一点をもってしても、彼の書にかかわる姿勢のおよそが察知される。 駒井さんは云う。ウーロン茶やトロピカルなど、酎ハイが持て囃される世の中にあって、かような生一こそが私の造りたかった書物である。また、当企画を通すにいかばかりの苦労があったか、最終校では丸二日の徹夜を余儀なくされた等々、はなしは深更を通り過ぎて朝明けにおよんだ。 彼が手掛ける「光文社古典新訳文庫」は売れている。ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」は通算で八十万

  • 鈴木創士訳「花のノートルダム」 (ですぺら掲示板2.0)

    ですぺら掲示板1.0の終了直前、2006年末のことだが、エスさんとの遣り取りが続いた。エスとは鈴木創士さんである。平井呈一や齋藤磯雄の雅文について書きたくないことにまで触れてしまったが、あれはわたしの音である。鈴木創士さんのようにですぺらを地で行くひとを相手にいい加減な問答は許されない。わたしにしては珍しく気合いの入った遣り取りだった。 その鈴木創士さんがジャン・ジュネの「花のノートルダム」を翻訳なさった。河出文庫で去年の末に上梓されている。数年前から翻訳なさっていると宇野さんから聞かされていたが、上梓をわたしは知らなかった。突然が送られてきたのである、そして愕いた。 のっけから引用とは芸のないはなしだが、訳者あとがきが素晴らしい。「花のノートルダム」についての若干の指摘という箇所には、「過剰で幾何学的なカテドラルはまるで数学のように冷厳そのものであり、ふんだんに盛り込まれたキリスト教

    florentine
    florentine 2010/03/29
    これは、買うぞ。
  • 「花のノートルダム」再読 (ですぺら掲示板2.0)

    君が風邪を引くとトドインフレだと云われた。通常、トドといえば成長したボラのことである。わたしの場合は海馬であって、鯔ではない。そしてインフルではなく、インフレだそうである。巷では海馬が風邪を引くと洛陽の紙価が下落するらしい、意は価値基準の崩壊にあるようだが。もっとも、現行のインフルエンザは年齢制限があるらしく、六十歳を過ぎると掛からないようである。 それやこれやで、ここ二箇月ほどひどく落ち込んでいた。日々死ぬことばかりを考えていた。「散骨」や「虚しさ」にはそう云った心情が表されている。昨日、鈴木創士さんの「花のノートルダム」を読んでいて少し元気が出てきた。孤絶が売りの小説を読んで元気もないものだが、ドストエフスキーやベールィ、ゴンブロヴィッチやベケットなどを読むとこころの病のようなものが恢復する。他人も同じなのだと気づかされるからであろう。 考えてみれば書物の効用はそこにこそある。言い換え

    florentine
    florentine 2010/03/29
    この「あとがき」を読むと、これは絶対に読まなくちゃという気持ちになる。
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