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ブックマーク / nittokusin.jp (2)

  • 檜皮(ひわだ)-文化財を維持する特用林産物 | 日本特用林産振興会

    文化財を維持する檜皮 檜皮葺の建造物は多数あるが、檜皮の供給量は不十分で、葺替えが遅れたり、銅板葺きに変わったりする例が見られる。 これはヒノキの大径木の減少と、檜皮を 採取する人:原皮師(もとかわし)が少なくなっていること、檜皮採取OKの森林所有者が少ないこと、檜皮の流通問題などが原因である。 檜皮の必要量 檜皮とは屋根葺材用に檜から採取した樹皮で、樹齢70~80年以上の立木から採取する。 一度採取すると、樹皮がもとのように生成されるまでに8~10年を 要する。重要文化財に指定されている檜皮葺の建物は約700棟(重要文化財以外も含めると1,650棟)あり、700棟の維持に年間約3,500㎡の葺き 替えが必要である。 檜皮葺建築の例 住吉神社殿 檜皮葺建物には、清水寺、善光寺堂、室生寺五重塔、出雲大社殿、金峯山寺堂、吉備津神社殿及び拝殿、厳島神社の諸殿、住吉神社殿など大きな建物

  • 茶の湯炭(ゆずみ)-文化財を維持する特用林産物 | 日本特用林産振興会

    割毬打(わりぎっちょ)茶道を支える茶の湯炭 茶道界において炭は必需品であって、茶会などでは菊炭(きくずみ)とも呼ばれる美しい「茶の湯炭(ゆずみ)」が使用されている。茶道は安土・桃山時代に 千利休によってその作法が確立され受け継がれてきた。現在の茶道人口は350万人とも言われており、必要とされる茶の湯炭の需要量は大きなものとなってい る。 茶の湯炭は、古くから「池田炭」「佐倉炭」「松坂炭」「伊予炭」「横山炭」などの産地が有名であるが、現在、クヌギを原木とした茶の湯炭の主な産地としては、岩手県一関市、藤沢町、栃木県市貝町、那須烏山市、愛媛県大洲市、内子町などが挙げられる。また、 ミズナラ、コナラを原木とした茶の湯炭は主に岩手県で、カシを原木とした茶の湯炭は熊県で製炭されている。 炭点前について 現在の茶道では、茶釜の湯の温度を上げるために、お茶の点前(て まえ)の前に、風炉(ふろ)や炉に炭を

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