それはこんなよくあるお話。 ある起業家が、資金不足なので無料でデザインを手伝ってくれるボランティアを探し、見事見つけることができました。そのデザイナーはなかなか能力が高く、期待通りの仕事を行ってくれました。それも無料で!起業家はデザイナーに熱く感謝の意を伝えました。 気を良くしたデザイナーの方は、その起業家のために、引きつづきデザイン面での無償支援を行いました。彼は頼みもしないのに、プロダクトの宣伝をする大きなポスターを制作してくれました。 しかし、その宣伝ポスターは、当の起業家にとっては意に逸れるものでした。起業家が演出したいブランドイメージと、キャッチコピー、全体のクリエイティブがマッチしていなかったのです。 起業家はやんわりとデザイナーに「これはちょっと使えませんね…」と伝えると、あろうことか、デザイナーは激怒しました。「このデザインがわからないなんて、あんたたちはわかってない!」—