● [Thoughts][Hardware] 新春 機械語入門講座・その3 今日のテーマは「疑似 LED 発光機能」の搭載です。出来上がってみるとお馬鹿な機能なのですが、UNIX の面白さを垣間見させてくれる、良いテーマではないかと私は思います。 懐かしのエスケープシーケンス "エスケープシーケンス" この言葉を聞いて、思わず涙腺がゆるむのは間違いなくパソコン通信世代でしょう。当時のネットワークは、モデムと呼ばれる装置を介した RS-232C 通信が主流でした。画面は 80桁 x 25行の固定、表示はASCIIと漢字の混在、いわゆる CUI (Character-based User Interface)と呼ばれる古典的なインターフェースです。このためMS-DOSが提供する標準APIには、スクロール機能は含まれておらず、過ぎ去った画面を再表示させる処理は、個々人のプログラマーの腕に任されて