この投稿は JavaFX Advent Calendar 2012 の12月8日担当分として新たに書き下ろしたものです。前日分は @kokuzawa さんの「OpenJFXをコンンパイルしようとして挫折した記録」です。 今回はJavaFX導入にまつわる政治的なことについてお話しします。ただし、現在進行形の案件であるため、機密保持のため所々端折った形となりますのであらかじめご了承下さい。 まずはじめに、国内におけるJavaFXの位置づけは「一部の先進的な人達しか知らない技術」です。一般にシステム開発では対極に位置する「枯れた技術」が好んで採用されるため、システム開発においてJavaFXが採用されることは現状ではまずないと考えて良いでしょう。しかし、十分な情報があり、また根気と時間を惜しまなければ「現状」を変えていくことは十分に可能です。実際、筆者は職場で(限られた範囲ですが)現状を変えつつあ