対談:メルティン・伊藤、粕谷、關×リバネス・丸CEO(1) 科学ベンチャーの最前線を探る連載第10シリーズは、生体信号で義手を動かすことのできる世界最高の「義手」技術を持つ、大学発ベンチャー「メルティンMMI」が登場します。筋電義手は、センサーで読み取った生体信号で義手を動かしますが、同社の筋電技術はどんな可能性を秘めているのか。リバネスの丸幸弘・最高経営責任者(CEO)と、メルティンの伊藤寿美夫CEO、粕谷昌宏・取締役執行役員(COO)、關(せき)達也・取締役技術責任者(CTO)の3人との対談を、4回に分けてお送りします。【進行・構成、サイエンスライター本丸諒】 ◆リバネス・丸幸弘CEO 従来の筋電義手は、操作を習得するトレーニングが2カ月ほど必要でしたが、メルティンでは直感的な操作が可能で、わずか1〜2分で操作できるようになります。そして、義手だけでなく、筋電技術でさまざまな機械を動か
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に対する議論が熱をおびてきた。このなかで、根拠に乏しく必要以上に不安をかきたてる反対論を少なからず見聞する。それには懸念を表明せざるをえない。 「TPPによって日本は一方的な被害国になる」「米国の陰謀だ」と主張する人が多い。しかし、主権国家が日本を含めれば10カ国集まり、相互の複雑な利害を調整する場である。日本だけが一方的に不利益をこうむるはずがない。 そもそも米国はTPPに日本が参加することを想定していなかった。菅直人首相(当時)が成長戦略の一環として、自らの発案で参加したいと言ったのだ。米国は日本に参加要請していない。 米国はアジア市場で米国抜きの自由貿易圏が形成されるのをおそれ、TPPによってアジア関与を強めようとしている。数カ国で開放度の非常に高い自由貿易圏を作り、それを広げ、最終的には中国も含めたアジア太平洋経済協力会議(APEC)諸国全体を
国会で東京電力福島第1原発事故への政府の対応を厳しく批判した、東京大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授が22日、東京大で会見した。児玉教授は政府の放射性物質汚染の対策が決まらないまま国会が会期末を迎えようとしている現状に、「(閉会は)まったく理解できない。国会は機能不全に陥っている。国政は国民のためにある」と、声を詰まらせながら訴えた。 児玉教授は、除染作業によって生じた汚染土壌の処理方法などが決まらない中、永田町の話題が民主党代表選一色になっていることを批判。「リーダー選びは大事だが、党内事情に終始するだけで、(汚染問題が)基準になっていない。国民にとって最高のことをやってくれる人になってほしい。総力をあげて国民本位の政策を作ってほしい」と主張した。 そのうえで、汚染地域の子どもや妊婦への支援体制整備や国レベルの汚染対策の方針を決める「従来の原子力とは関係ない清新な有識者による委員
「うそだろう」「まだ信じられない」--。松本市で練習中に急性心筋梗塞(こうそく)で倒れ、4日亡くなった日本フットボールリーグ(JFL)の松本山雅FCの松田直樹選手(34)の悲報に、ファンや球団関係者らは言葉を詰まらせた。元気な姿でピッチに戻ってくることを願っていた同僚や友人のサッカー選手らは、入院先だった信州大医学部付属病院に次々と訪れ、日本サッカー界を代表する名選手の突然の最期を悼んだ。【大島英吾、古川修司、小田中大、塩田彩】 ■同僚・恩師ら 松本山雅FCの選手らは4日夕、信州大医学部付属病院で松田選手の遺体と対面した。松田選手は「背番号3」の自分のユニホームを着て、スパイクシューズも履いた姿で胸の上に手を合わせていた。表情は穏やかだったという。 MFの須藤右介主将(25)は「何が起きたか分からない」と絶句。FWの木島良輔選手(32)は「すぐに起きてサッカーをやるんじゃないかという格好。
政府・日銀が4日、円売り為替介入に踏み切り、日銀が追加金融緩和も決める方針なのは、歴史的な円高を食い止める決意を表すものだ。政府・日銀には「円高と電力不足が国内産業の空洞化を加速させかねない」との危機感があり、円高是正に一体で取り組む姿勢をアピールした形だ。だが、震災直後の3月の介入と違って米欧の協調は得られなかったこともあり、介入効果がどこまで続くかは見通しが立っていない。 今回の円高は、米国の債務上限引き上げ問題の混乱に伴うドル売り圧力が強まったためで、政府は「実体経済を反映しない一方的な動き」(野田佳彦財務相)と市場へのけん制を続けてきた。しかし、「口先介入」では円高基調を食い止めることができず、円相場は戦後最高値を突破する懸念も浮上。円高で輸出産業の国際競争力の低下や、海外移転による産業空洞化が加速しかねず、経済界などからは為替介入を求める声が高まっていた。 一方、今回の介入には米
東京都の石原慎太郎知事は14日、東日本大震災に関連し「この津波をうまく利用してだね(日本人の)『我欲』を一回洗い落とす必要がある。積年たまった日本人の心のあかをね。これはやっぱり天罰だと思う」と発言した。蓮舫節電啓発担当相から節電への協力要請を東京都内で受けた後、記者団に語った。 その発言直後に石原氏は「被災者の方々、かわいそうですよ」と付け加えたが、「天罰」と表現したことが被災者や国民の神経を逆なでするのは確実だ。 石原氏は「天罰」発言の前段として「去年1番ショックだったのは、おじいさんが30年前に死んだのを隠して年金詐取する、こんな国民は世界中に日本人しかいない」と述べていた。【青木純】 NZ地震:日本人4人の死亡を確認 安否不明者11人に (20時03分) 東日本大震災:中国首相、日本の求めに応じ必要な支援提供 (19時55分) 東日本大震災:石原知事「津波は天罰」 (19時54
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く