霞ヶ関に勤める国家公務員になりながらも、20代でその職をやめた人がいます。省庁の職員というと、忙しいながらも安定している職業で、辞めるのは“もったいない”というイメージが先立ちます。「趣味がないから、働くことを趣味にしたかった」と語る彼女は、省庁で何を見て、何を発見し、退職に至ったのでしょうか。 今回インタビューを受けてくださったのは、Aさん(仮名)。お仕事帰りにお話を聞くことができました。 国会を支える省庁の仕事ですが…… ――今日は、広く知られているのに謎に包まれている「省庁でのお仕事」についてうかがいたいと思っています。まず、Aさんはなぜ国家公務員になろうと思ったんですか? 大学で法律を学んでいたので、卒業後の進路が、司法、国家公務員、民間企業の大きく3つに分かれていたんです。最初から省庁職員は目に入る位置にはあったんですね。でも、私はもともと民間企業にいこうと思っていて。当時、何も
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