TBS ドラマプロデューサーの植田博樹さんが、同じくTBSのドラマ制作者と語り合い、あの日、あのときをビビッドに振り返り、TBSドラマのDNAを探る企画。第5回は「逃げるは恥だが役に立つ」(以下「逃げ恥」)を演出し、1月期の連ドラ「俺の家の話」(金よる10時〜)も手掛ける金子文紀さん。TBS の宮藤官九郎脚本ドラマのほぼ全てに参加、演出し、近年は「逃げ恥」をはじめとした火曜10時の恋愛ドラマ枠も多く手掛けている人気演出家・金子さんの原点と火10ドラマブームはどうやってできたか、制作の舞台裏を聞いた。 金子:「逃げ恥スペシャル」(「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル‼」1月2日よる9時〜)はほぼ編集が終わりまして、気持ちは次の「俺の家の話」に向かっているところです(※この取材は11月下旬に行われました) 植田:売れっ子だから。 金子:いや、違います。「逃げ恥」の撮影がずれこ