ブックマーク / diary.uedakeita.net (5)

  • かわいいは作れるけど作れない - 真顔日記

    去年の秋、近所の並木道を歩いていた。すると木の葉が落ちてきた。しかし私は気づかずに、しばらく頭に木の葉をのせたまま歩いてしまった。 その結果、化け忘れたきつねみたいになっていたんだが、あのときの自分、異常にかわいかったんじゃないか。三十すぎた男の言うことじゃないが、頭に木の葉をのせたまま歩いちゃう俺、超かわいいと思う。 もしも女の子の頭に木の葉が落ちてくる瞬間を目撃したら、それだけで好きになってしまいそうだ。たとえば対面でカフェテラスに座っていて、向こうはうれしそうに何かを話していて、その頭にひらりと木の葉が落ちてくる。その一瞬だけで恋に落ちる自信がある。その後、木の葉に気づいた女の子が、照れながら自分と視線を合わせれば最高だ。私は空を見上げて、太陽に「ありがとうッ!」と言う。なんとなく、いちばん巨大なものに感謝したいので。 大学生の頃、彼女が部屋に泊まりにきた。真夏の夜だった。私たちは二

    かわいいは作れるけど作れない - 真顔日記
    flying_syachiku
    flying_syachiku 2018/02/09
    とりあえずaiko聴きます
  • 女子小学生になりたいか? - 真顔日記

    このあいだ男四人の飲み会があった。参加者は二十代と三十代。 わりと酒が入ったとき、ひとりが突然「女子小学生になりたい」と言い出した。私はベロベロゆえの奇天烈発言かと思ったが、他の二人が「わかる!」「たしかに僕も女子小学生になりたいです!」と同意しはじめた。 結果、私以外の三人が「女子小学生になりたい」という願望で結束してしまい、「逆におまえは何故なりたくないのか」と私が問われる展開となった。まさか女子小学生になりたくない男がこの世にいたとは、というふうに。 まあ、文章にしてみると、なんちゅう飲み会に参加してんだと思いますが。 帰り道、ひとりで歩きながら、「なぜ俺は女子小学生になりたくないんだろう?」と考えていた。自分にない欲望を提示されたとき、私はよくそうする。その場では、「チヤホヤされたい」という理由が挙げられていた。「めちゃくちゃかわいい自信まんまんの女子小学生になって、徹底的にチヤホ

    女子小学生になりたいか? - 真顔日記
    flying_syachiku
    flying_syachiku 2018/01/28
    金玉はしまっておきたい
  • 北海道で一人のヒモに出会った - 真顔日記

    北海道でヒモの男と知り合ったことがある。 大学生の時、ひとりで電車を乗り継いで札幌まで旅行した。その時に出会ったのだ。旅先で知り合い、旅先で別れてそれっきりの男だ。元ホストの男だった。女のヒモをやっていた。生活費から何から、すべて女に出してもらっている。 強気な男だった。同時に、どこまでが当でどこからが嘘なのかよくわからない男だった。ハッタリと真実の境界線が見えなかった。当時私は二十歳だったから余計に。 京都から名古屋、名古屋から東京、東京から仙台というふうに、私は電車を乗り継いで旅行していた。宿泊はネットカフェが多かった。最後に仙台から函館を経由し、札幌駅に到着した。ネットカフェの連泊に疲れ切っていた私は、駅近くのカプセルホテルに泊まることにした。そこで男に出会ったのだ。 小さなエレベーターに乗り込むと男がいた。私は軽い会釈だけしてあとは沈黙した。しかし、エレベーターが上昇しているあい

    北海道で一人のヒモに出会った - 真顔日記
    flying_syachiku
    flying_syachiku 2018/01/27
    途中までこちらのブログの著者を女性だと思っていたのでなんて危ないことを...と思っていたら男性で安心(?)しました
  • イケメンが動くとかっこいいんだなあ - 真顔日記

    このあいだ坂口健太郎という人を映画で見て、そのかっこよさに衝撃を受けた。それまで名前といくつかの画像を見たことがあるだけだったんだが、はじめて動いているところを見た。しばらく呆然とながめていた。言葉が出なかった。しみじみと思った。 「イケメンがうごくと、かっこいいんだなあ」 多少、相田みつをみたいになっていた。私は胸がときめくと相田みつをになるのか。 ふだん映画やドラマをあまり観ないため、俳優や女優はネットの小さな画像だけで認識している。その状態では美しい顔立ちにもそれほどの破壊力が生まれず、「まあ、たしかにかっこいいですよね」と、適当な距離をとって見ることができる。しかし実際に動きはじめるとなれば話は別だ。坂口健太郎の動く姿を見てそれを思い知った。 観ていたのは『残穢』というホラー映画で、坂口健太郎は若手作家として登場する。めがねをかけており、髪はぼさついていた。やや癖のある役回り。かっ

    イケメンが動くとかっこいいんだなあ - 真顔日記
    flying_syachiku
    flying_syachiku 2018/01/23
    今ならアマゾンプライムで無料なので(アマゾンの回し者ではない)早速観ます
  • aikoを聴きすぎると人はどうなるのか? - 真顔日記

    去年はaikoを聴き続けた一年だった。今年も聴き続ける一年になるのだろう。 日常的にaikoを聴いていると、世界の見え方が変わりはじめる。aikoの歌詞世界をもとに世の事象を眺めるようになる。さっきも地下鉄のホームでカップルが見つめあっているのを見て、「いやいやaikoじゃないんだから」と思っていた。しかし、これは自分のほうがおかしい。aikoじゃないんだからも何も、実際にあれはaikoじゃない。aikoとして認識するハードルが下がりすぎている。 先日、aiboに関するネットニュースを見て、反射的にaikoと読み間違えた。同じように間違えた人はけっこういるようだった。なので私のような人間は、そりゃ間違える。むしろ間違えないほうがおかしい。間違えたことを誇りにすら思う。aiboとaikoを簡単に見分けられるような男にはなりたくない。そのときはヘッドホンを置いて、aikoを聴くことから引退する

    aikoを聴きすぎると人はどうなるのか? - 真顔日記
    flying_syachiku
    flying_syachiku 2018/01/07
    aikoはお前だに吹いた
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