ブックマーク / petronius.hatenablog.com (8)

  • この悲しい世界で家族を求めてさまよう物語類型〜スメラギ・李・ノリエガとソーマ・ピーリスちゃんの遍歴 - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    ■少数が反抗することの正統性〜テロリズムを肯定できるのか? ルイ >> どうでしょうね。宇宙進出の段階に至っても、軌道エレベーターは三生まれてしまった。そして国家的に宇宙産業に貢献できないなら、そこは切り捨てられていく・・そういう世界ではありますよね。まぁそれも眺めていれば数百年で解決、というか切り捨てられた国家が消えて終わるでしょうけど、今ある想いの話なんで、それは勿論マクロ視点からすれば糾弾されうるし、されたときに反論する言を持たないでしょう。でも、そこで声を上げる事をやめていいのかって・・・・・・・・・・・・・・・・・テロリズムの論理以外の何物でもないのは何故だw 中略 ルイ >> 最大多数の最大幸福、とやらに人間が皆迷いなく邁進できるなら、その種は人間なのかって話・・・なのかも。とにかく、CBがペトロニウスさんの理屈でもって論破されちゃうのは、さすがに意図してのものだとは思ってま

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  • 第七話の「スースーするの」が、たまらなくよかったです(笑) - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    うーん、うーん、、、、、何とも評価しにくい(笑)。けど、スキ。みていると癒されるー(苦笑)。 「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」 一億総ツッコミせざるを得ないこのフレーズ。このアニメの代名詞ともなったこのキャッチフレーズがあったからこそ、このアニメはここまで話題になることが出来たと言っても過言ではありません。 DAIさん帝国より http://dai.at.webry.info/200809/article_11.html LDさんやルイさんたちと、この脚のまずさについて、いろいろ話していたんだが・・・僕は根的に嫌いじゃないのはなぜかな?と思ったんだけど、、、確かに動機の構造は悪い。設定から導き出せる「路線」と宮藤の「自分にできることがしたい!」「戦争は嫌い!」というようなミクロの動機は不一致を起こしている。けど、根的にな部分で、矛盾しているわけではなくて、そもそも演出が不徹

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  • 『ちょっと江戸まで』 津田雅美著 そのゆるさが漫画のうまさを感じさせます - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    時代劇が好きなのだが、江戸時代はあまりに勉強しなければならない「お約束」が多すぎて難儀していた作者が、「ええい、それならば自分で導入を作ってしまえ!」と考えた江戸時代入門の漫画。 というような、しょーもない設定で、かつ2009年の江戸時代というわけのわからない世界設定にもかかわらず、とても、その「ゆるさ」が心地よい。さすがの津田雅美さんの漫画力です。いやそれにしても、才能というか、技術の「うまさ」というべきものは恐るべきものだ。マクロの背景の整合性なんて、なんというか、ゆるすぎてもうめちゃくちゃ・・・というか、まじめに考えていないのが丸わかり(苦笑)だし、物語を駆動するような特別なミクロの動機もない。にもかかわらず、「おもしろい!」んだよ。しかも、少なくとも僕は、気になったり、嫌な感じがするような矛盾を全く感じない。明らかに整合性ないのに(笑)。こういうのは、あだち充さんのような、手抜き

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  • 2008年のドラマの最高傑作は、これ。 - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    2008年のおススメを、考えていたんだけれども、ドラマ部門も書けばよかったなぁ。昨年見た作品の中では、ゲーム、アニメ、小説すべてをひっくるめて、実はこの作品が、No1と思っています。お奨めですよ。マクロとミクロのバランスがとてつもなくいい。今まで見た医師モノの中でも、最高レベルに位置する作品だと思います。まだすべて終了していないので、最終評価まではいきませんが、素晴らしい作品であることは間違いありません。是非お勧めしておきます。アメリカのドラマは、『24』『プリズンブレイク』など当に素晴らしいものがたくさんです。時間が足りないのが悲しいです。韓国系女優のクリスティーナと黒人の外科部長バークとの恋が、好きでねぇ、おおこれがリアルツンデレか!と感動したものです。それにしても、ここ何年かのアメリカのドラマのこのレベルの高さは何なんだろう?。なぜか凄く不思議。誰か教えてください。

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    fm963
    fm963 2009/01/11
  • プラグマティズムの権化〜明治時代のエートスとは? - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    新渡戸稲造の『武士道』に対する記事で、tujigiriさんがコメントしてくれた言葉が、とても頭に響いている。先の見えないものを調べようとするときには、物事には仮説が必要で、やっと、僕がこのあたりの時代に見出しているエートスの差異や構造が、なんとなく見えてきた気がする。 「なんちゃって読書人」としては、こういう瞬間、とてもワクワクする。何かがつながって、見えなかった大きなものが見えてくる感じ。丁度、浅田次郎さんの『珍妃の井戸』(つまりは清朝末期の小説)や佐々木譲さんの『昭南島に蘭ありや』、片山杜秀さんの『近代日の右翼思想』などを読んだりと、「このあたり」のイメージが頭の中に広がり始めているのいるので、これでついに、中学生時代以来の課題である、伊藤博文と大久保利通の事績やエートスへ、足を踏み入れる時が来たのかな、と思ったりしている(ああ、この100年に一度の大不況とプライヴェートが大変な時に

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    fm963 2008/12/27
  • テーマを持って本を読むこと〜断片のエピソードが媒体や物語を超えて大きく連関していくことの喜び - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    ■テーマを持ってを読むこと〜断片のエピソードが媒体や物語を超えて大きく連関していくことの喜び 「文字の洪水に溺れながら」のsutatinさんが、北方水滸伝を読んでくれているようで、こういう風に、A)自分の紹介でを読んだっ!といわれると、とてもうれしいです(ちなみに、僕のブログからアフィリエイトで買ってくれると、さらにうれしいです(笑)、、、こずかい少ないので・・・)。 それで、B)さらに最高だっ!って思えるのは、勧めたの解釈や読み方に感動してくれたり、その他のほんとの連関を感じてくれたりするような人の意見ですね。この2)は、コメントとかメールで意見をもらえると、めちゃめちゃうれしいです。僕のブログの記事は、ものすごく書き散らしているので、実は少し自己嫌悪ではあるのですが、「初めての人が読むと????」となってい場合がとても多い。忙しいのでMY用語や定義、いいまわしなどを、なんの説明も

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  • 鎌倉の街を歩きたくなる - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    海街diary 2 (2) (フラワーコミックス) もう、ほんと吉田秋生さんは、大好きです。 胸に染みいる。しかも、上手いなぁマンガが。名作『ラヴァーズ・キス』時系列的につながる作品なので、あれが好きな人にはたまらないでしょう。しかも登場人物か、微妙にかぶっているところが、たまらない。独立した単体の作品としても、というか、まさに独立している作品なんですが、どちらを先に読むにせよ、「あれがこうつながっているのか・・・」と物凄く感慨深い気持ちになると思いますよ。はっきりいって、何があるってわけもない、現実を描くものなのに、なんでこんなにひかれるのかなぁ。決して、この人の作品には、幻想が、ノスタルジイが、あるわけでもない。なのに、なぜなんだろう。吉田秋生の魅力の質って、たぶん「そこ」にあると思うのだが、まだ言葉になりません。内面描写が深く、人の生きる哀歓の闇の部分を抉るスタイルなんだけれども、

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  • 魔法先生ネギま!220~223時間目 (1) 現代の受け手は「我慢がきかない」?~過去編の位置づけをどう考えるか? - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    あまりに面白かったので、久々の分析を。 ■過去編をやりすぎると現在のステイタスがロストする?〜古典的な骨太の物語か?それともキャラ萌えか? この「旅立ちのラカン編」は、僕にとってはたまらなく面白いシリーズで、なんでたった数回で終わってしまうの?と、憤ってしまいました(笑)。これは、マクロ的にいうと、長期連載をしているときによく発生する主人公などの過去を描く、いわゆる「過去編」の位置づけをどう扱うか?って問題だと思うんです。だって、上のシーンとか見てんも、シリアスすぎるでしょう(笑)。普通の漫画ならばこの過去編だけで、1巻分くらいは余裕で尺を取ると思うんですよね。 なぜ、それをしなかったか?というのが今回の考察の目的です。長々書くので、テキトーにお付き合いください。 ちなみに僕の感想は、ああ、確かにこの話ならば、短くかなり端折って言いたいことを、慙愧の念に苦しみながら削らざるを得ないだろうな

    魔法先生ネギま!220~223時間目 (1) 現代の受け手は「我慢がきかない」?~過去編の位置づけをどう考えるか? - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
    fm963
    fm963 2008/12/27
    「昨今の物語には、「感情移入の対象の誘導」がうまくできないという現象が起こる」「「主人公はだれかわからない?」」「自己の存在感覚の補強」「自己の空虚さを埋める代替物としてのエンターテイメント」
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