犬と猫は、モフモフでくりっとした目を持つ可愛い哺乳類ですが、性格は犬と猫では非常に異なるものです。 人類の歴史を振り返ると、猫は犬に比べると、人に飼育され始めた時期が遅いです。犬は、狩猟採集をしていた人間達によって、猟犬や番犬として早くから人間社会に迎えられていました。しかし、猫が人間によって飼われ始めたのは、人間達が農耕を開始してから。猫はネズミを狩って食べてくれます。猫を飼育することによって、収穫した穀物をネズミの害から守ることができたんですね。 また、猫は犬に比べると服従性が低い生き物です。犬のように、使役の目的別に品種がつくられることはありませんでした(これが、猫の品種が犬の品種に比べて極端に少ない理由です)。 人類の歴史を簡単に振り返ってみても、猫と犬がかなり性質の異なる生き物であるかがわかります。一般的に、犬は聞き分けがある子どものような存在、猫はちょっぴりわがままなお姫様・王