ブラジル、カカパバ・ド・スルに住む秋田犬のソーは、10年以上毎朝ずっと飼い主に連れられ、同じルートで朝の散歩を楽しんできた。 その時間はソーにとっても飼い主のクラウディオ・カンタレリさんにとっても、かけがえのないものだった。 だがしかし、ソーの毎朝の楽しい散歩は突然の終わりを迎えることとなる。2015年、クラウディオさんが亡くなってしまったのだ。 最愛の人を失ったソーは、ひどく落ち込んだ。食事も喉を通らなくなり、庭の一角で何日も横たわったままだった。 なんとかソーを励ましたい。心優しき近隣住民たちはこんなアイディアを思いついた。それによりソーは元気を取り戻していくこととなる。