能登半島地震で被害を受けた石川県珠洲市で県が仮設住宅を整備した際、一部の住宅で、中古品のエアコンの内部をクリーニングせずにそのまま取り付けていたことがNHKの取材で分かりました。今後、気温が上昇し使用が増えると、住民の健康に大きな影響を与えるおそれもあることから、県は仮設住宅の検査項目にエアコン内部の点検を追加するよう図るなど、対策を強化することにしています。 クリーニングしていないエアコンが見つかったのは、珠洲市正院町にある仮設住宅団地です。 この団地は、県との協定に基づき、札幌市の一般社団法人がことし3月に76戸整備しました。 NHKが団地の住民らに取材したところ、複数の住宅のエアコンで、長期間使っていないにもかかわらず内部にカビが生えていたり、大量のほこりで覆われていたりしたということです。 住宅を整備した一般社団法人によりますと、エアコンの一部は中古品で、本来は専門の業者に依頼して
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