ツイッターが本当にビッグバンを起こしているのはアメリカではなく、日本だった。ツイッターを利用しているネットユーザーの割合は、アメリカでは10%に過ぎないが日本では16%に達している。ブロードバンドの普及率は日米とも似たようなものなのにこんなに差をつけられるとは。 ツイッター社の推計によると、日本のツイート(つぶやき)数は1日800万件近く、世界の総ツイート数の12%を占める。とくにサッカーのワールドカップ(W杯)で盛り上がった先週は、1秒当たり3085件のツイートが飛び交って世界記録を更新した。 だが、日本のツイッター旋風も選挙となると突然、静まり返る。アメリカの有権者にとっては、動画サイトのユーチューブで候補者の討論会を見たりソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で候補者に質問したりするのは当たり前のことだが、日本では政治家がネットを使って選挙運動を行うことは公職選挙法で禁じら