合成の誤謬は経済学の言葉であるが哲学的な分野にも食い込んでくる言葉だろうなとタバコに関するニュースを見て思った。 経済学での誤謬はマクロとミクロの話で、貯金はミクロ経済ではしたほうがいいがマクロ経済にとってはしないほうがいいとされている。 この話を死についてうつしかえれば人間はマクロでは生産活動が不可能になった時点でさっさと死んだほうがいい。こんなことを政治家が言ったら恐ろしいほど炎上するだろう。とんでもない暴言である。 炎上するが死んだほうがいいというのはひとつ、真実でもある。しかし死について語ることはなぜか許されていない。 個人金融資産の8割は60歳以上が持っていて日本で経済をもう一度活性化しようと思ったらここに切り込まざるを得ない。消費活動も老年によって停滞して、余生を過ごせるだけのお金を投資に向けるインセンティブがあるわけもない。老人から富を移転させようと思ったら相続税しかいまのと