今夏の参院選立候補への決意を語る立憲民主党の辻元清美前副代表=1月31日、大阪府高槻市昨年の衆院選大阪10区(大阪府高槻市、島本町)で日本維新の会の新人候補に敗れ、落選した立憲民主党の辻元清美前副代表(61)が今夏の参院選に比例代表で立候補する意向を表明し、立民は8日、公認を決定した。先月31日の支援者集会を取材した際に違和感を禁じ得ず、ここで疑問を呈したい。 衆院選では、自民党が国会運営を主導できる絶対安定多数を確保し、日本維新の会など第三極が躍進する一方、共産党と選挙協力をした立民は議席を減らした。この立民惨敗の要因を真摯(しんし)に分析した末の決断だったのだろうか。 辻元氏は参院選出馬を決めた理由として「自民、公明、維新が多数を取れば小さな声や異論を切り捨てる政治になるのではないか」と主張し、「一方向に偏った政治になることを阻止する。やっぱり黙ってられへん」と語った。一方で立民の議席