2021年12月28日のブックマーク (5件)

  • 小説は歴史・生命・自分を更新し続ける!2021年に読むべき24冊(鴻巣 友季子)

    今年も恒例企画「年末ジャンボお勧めブックガイド」の季節となりました! ブックリストの続きをご覧下さい。 【前編はこちら】→『パンデミックの時代に「詩」が力を発揮!2021年必読の24冊』 歴史の再創造 今年は、ある国や地域の歴史文化史を軸に物語を展開し、その裏側や知られざる面を描くことで、”正史”を書き換えるような傑作が多かったと思います。 13 佐藤究『テスカトリポカ』KADOKAWA 今年の山周五郎賞と、直木賞のダブル受賞作です。 古代王国アステカの神話を下絵に、無戸籍児童を狙う「心臓移植ビジネス」を物語の中核に据えた恐るべきノワール小説。その背景にあるのは、海をまたいで広がる「麻薬資主義(ドラッグ・キャピタリズム)」である。 物語は一九九〇年代のメキシコ北東部の街から、ジャカルタ、川崎へと舞台を移し、麻薬密売の大物、野望を抱く闇医者、天涯孤独の身となった怪力の少年などを登場させ

    小説は歴史・生命・自分を更新し続ける!2021年に読むべき24冊(鴻巣 友季子)
  • ナポリタンをイタリア人に食べてもらったら、おかわりまでしてもらえた

    1986年東京生まれ。ベルリン在住のイラストレーター兼日英翻訳者。サウジアラビアに住んでいたことがある。好きなものは米と言語。 前の記事:ドイツのキャラ入りハムのクセが強すぎる > 個人サイト words and pictures ナポリタンはおいしい 最近、ナポリタンにハマっている。 私の住むドイツでも簡単に手に入る材でできる上、手早くチャチャっと作れるので昼ごはんにべたりしている。 私の母がナポリタン好きではなかったこともあって、子供の頃べた記憶はほとんどない。だがなぜかここ数年、ナポリタンをべたいと思うようになった。 そんな母と最近電話で話していたところ、「ナポリタンっておいしいよね」という話になった。 横浜生まれのナポリタン 調べたところ、ナポリタン発祥の場所は横浜ホテルニューグランドだという定説を見つけた。戦後、アメリカの進駐軍がスパゲッティにケチャップをかけてべている

    ナポリタンをイタリア人に食べてもらったら、おかわりまでしてもらえた
    fooleryshiho
    fooleryshiho 2021/12/28
    関係ないけども、味噌汁にケチャップ入れるとコクが出て美味しい。
  • ZAZEN BOYS×NUMBER GIRL「THE MATSURI SESSION」特集|あり得るはずのなかった競演、“異常空間Z”で何が起きたのか - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    ナタリー 音楽 特集・インタビュー ZAZEN BOYS×NUMBER GIRL「THE MATSURI SESSION」特集|あり得るはずのなかった競演、“異常空間Z”で何が起きたのか ZAZEN BOYS / NUMBER GIRL「THE MATSURI SESSION」 PR 2021年12月27日 ZAZEN BOYSとNUMBER GIRLが今年5月に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)で初のツーマンライブ「THE MATSURI SESSION」を開催。この模様を収めたライブBlu-ray / DVDがリリースされた。 「THE MATSURI SESSION」は、ZAZEN BOYSが企画するライブイベント。2019年2月に再結成したNUMBER GIRLとの競演というこれまであり得るはずのなかった組み合わせは、イベントの開催発表時に大きな話題を呼んだ。しかし、当初202

    ZAZEN BOYS×NUMBER GIRL「THE MATSURI SESSION」特集|あり得るはずのなかった競演、“異常空間Z”で何が起きたのか - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
  • 「浦沢直樹の漫勉」と諸星大二郎の「謎」【夏目房之介のマンガ与太話】 | - マンバ

    いやあ、まさか諸星大二郎先生が漫画を描いている瞬間を目にできることが今生であろうとは思わなんだ。 NHK「浦沢直樹の漫勉」*1という番組である。浦沢直樹が漫画家と、その執筆場面を5台の固定カメラで撮った映像を見ながら、毎回語りあう。浦沢は、漫画家の中では批評的で実践的な言葉を持つ作家*2で、作家ごとに重要なポイントを言葉で探り、対話で進めてゆくことができる。その手練は見事である。 また漫画家は、喋りが苦手で、うまく言葉を繰り出せない人も多い。漫画をよく知らない取材者に対して、時に見当違いな発言になったり、寡黙になってしまうのは、漫画の制作作業の内訳について双方が語りあえる言葉を持っていないからなのだ。 困ったことに漫画家は、一方でちょっとした違和感にも繊細に反応し、「何か違うな」と思うと、聞かれたことに過剰に否定的にふるまいがちだったりする。なので、発言がいつも隔掻痒な違和感に満ちたりも

    「浦沢直樹の漫勉」と諸星大二郎の「謎」【夏目房之介のマンガ与太話】 | - マンバ
  • 今年面白かった社会学論文10選(2021年)

    2019年、2020年と年末に面白かった社会学論文の10選を載せたが、今年も10の論文を紹介することにした。例年通り、今年私が読んだものの中で、特に「面白い」と感じた10で、今年出版されたとは限らない。 私の専門フィールドは社会学の中でも移民研究(migration studies)なので、移民研究関係の論文が多い。方法論としては、計量分析、オンライン実験、参与観察、文書分析、インタビュー、フォーカスグループ、歴史社会学的分析(の組み合わせ)となっており、地域としては、米国、ドイツロシア、日中国韓国台湾となっている(ばらつくように意識したわけではない。)また、紹介の順番に大きな意味はない。 各論文のまとめは、私の視点からまとめたものであり、論文の著者らの強調点とは異なることがある。リンクを貼ったので是非実際の論文自体も読んで頂きたい。 また、論文に対する(主に私の勉強のために

    今年面白かった社会学論文10選(2021年)