――うめ先生が漫画家の道に進まれるようになったきっかけは何ですか。 小学生の頃、「りぼん」(集英社)に憧れて、ノートに描いた漫画を友達と見せあいっこしてました。それから「ウィングス」(新書館)のB6判のコミックスにときめくようになって。『ドラゴン騎士団』(押上美猫/新書館)が書店で平積みされているのを何だろう? と手にしたのが最初なんですけど、大きいサイズの本で、絵の雰囲気も少女漫画とちょっと違うし、ファンタジーとかジャンルも広くて。月刊の「ウィングス」は買えなかったので、季刊の「サウス」(新書館)を買って、高河ゆん先生のカラーページを切りぬいて保存したりしてました。 その頃に、「COMIC BOXジュニア」(ふゅーじょんぷろだくと)で同人誌というものを知って、アニメイトに委託されている本を読んだりして、中学1年生にして晴海で開催されていたスーパーコミックシティというイベントに行ってしまっ