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ブックマーク / shogipenclublog.com (7)

  • Facebookのデータから非常に熱心な将棋ファンの人口を推計する

    Facebookについて調べる必要があり、いろいろとやっているうちに見つけたデータについて紹介してみたい。 Facebookで広告を出稿する際に使用するメニューがあり、ここでは広告のターゲットを指定することができる。 主なものとしては地域、年齢だったりするが、その中に趣味・関心という項目がある。 「将棋」と指定してみたら、潜在リーチ23,000人と出てきた。(日在住の人のみ。潜在リーチはその条件に合致したアクティブな利用者数) 分かるのは人数だけで、もちろん個人名は出てこない。 日のFacebook全体の潜在リーチ(アクティブな利用者)は2400万。 Facebook利用者の中で将棋趣味だったり関心を持っている人の割合は、Facebook利用者全体の約0.1%ということになる。 Facebookがどのようにして将棋の潜在リーチとして判断しているのかはわからないが、その人の基データ(

    Facebookのデータから非常に熱心な将棋ファンの人口を推計する
  • 二・二六事件の日の対局

    倉島竹二郎さんの「昭和将棋風雲録」より。 分裂の最中、私にとっては忘れられない対局風景がある。 それは昭和11年2月26日、あの歴史的な悲劇二・二六事件が起こった当日のことだ。当時青山に会った将棋連盟部で、関根名人対木村八段の臨時棋戦と土居八段対大崎八段の名人戦が行われていたが、事件の報が伝わると、あまりの大惨事に皆はしばし茫然自失の体であった。私はその朝、東京日日新聞から連盟にくる車の中から見た、宮城付近の降りしきる雪の中にいた着剣の兵士たちの姿を思い浮かべ(私は市街戦の演習とばかり考えていたのだが)これから日は一体どうなるのだろう―と前途暗澹たる想いに胸をしめつけられていたが、やっと職業意識を取りもどして、その日の対局をどうすべきかについて皆にはかった。「さあ」と、土居さんも木村さんもあいまいな返事だったが、さきほどからじっとうなだれていた大崎さんが、まっ赤に充血した顔をツと上げる

    二・二六事件の日の対局
  • 先崎学六段(当時)「彼が死ぬと思うから俺は書くんだ」

    将棋世界1998年10月号、先崎学六段(当時)の村山聖九段追悼文より。 今、僕は東北の温泉に居る。静養のためである。行く前に、三つ、誓を立てた。一、酒を飲まない。二、嫌なことを思い出さない。三、嫌なことに触れない。 そこへ、村山聖が死んだとの知らせが入って来た。死というものは常に意外なものであるが、半ば予期していたことでもあった。 一年位前、彼が、今まで指した将棋の実戦集を出したいといい出し、ついてはどうしても僕に代筆を頼みたいといっているとの噂が入った。将棋指しが将棋指しの実戦集の代文をする。それを書かねば貧窮するわけでもないので断ろうと思ったが、手術の後の微妙な時期に実戦集を出したいということに、彼の迫力を感じ、迷いに迷った。迫力というのはややこしい言葉だが、ありていにいってしまえば、彼は、死期を悟っているなと思った。 深夜の居酒屋で、郷田、中田功と激論を交わしながら、気合で書くことに

    先崎学六段(当時)「彼が死ぬと思うから俺は書くんだ」
  • 谷川浩司王将(当時)「将棋を指せるのが嬉しい。この一言に尽きた」

    将棋世界1995年3月号、神吉宏充五段(当時)の「今月の眼 関西」より。 私は深夜から朝にかけて仕事をするのが好きだ。静かで遊ぶところもなく、仕事に集中しやすいからで、対局前でも結構関係なくやっている。 その日もC2の順位戦を翌日に控えながらも、明け方5時過ぎまでワープロにむかっていた。打ち終えてプリントして、さあやっと寝ようかと思った瞬間である。 少し体が揺れた…おっ、地震か。関西は地震が来うへんってみんな言うけど、時折揺れるんですなこれが。おお、これひょっとしてムチャクチャごっついんとちゃうか? ドーン、ドーン、グラグラドンガラガッシャーン…辺りは驚くほどの静寂。電気は最初のドーンで消え、その後は遊園地のビックリハウスで経験した感覚が蘇った。0.1トン以上あるこの体が家にシェイクされているのだ。 これまでに味わったことのない大地震である。東京でならともかく、まさかの関西でらった衝撃大

    谷川浩司王将(当時)「将棋を指せるのが嬉しい。この一言に尽きた」
  • 将棋福袋2015

    今年も日将棋連盟から将棋福袋が発売される。 福袋は非常にお得な買い物。その内容を見てみたい。 新春福袋6千円コース ・王将駒 ・将棋グッズ 王将駒は旧・新宿将棋センターで開発された駒で、プラスチック製ではあるものの手触り感、色合いとも黄楊のような雰囲気。王将駒の価格は4,104円。 どのような将棋グッズが入っているかは開けてみてのお楽しみ。 なお、福袋6千円コースは送料込みの値段。 新春福袋9千円コース ・晴月作の彫駒(斧折れ材、駒尻銘なし) ・将棋グッズ 斧折れ材は斧折樺とも呼ばれ、斧が折れるほどに堅く重みがある素材で、使い込む程良い色になるという。 どのような将棋グッズが入っているかは開けてみてのお楽しみ。 斧折れ材駒の市場価格は8,640円以上。 福袋9千円コースは送料込みの値段。

    将棋福袋2015
  • 鈴木太介八段になっていた鈴木大介八段

    今日はNHK杯戦の話。 私が5ヵ月近く気がつかなかったこと。 —– それは、後藤元気さんがKKベストセラーズの月刊誌「一個人」のブログで書かれていたこと。 →NHK杯戦2と解答その10(後藤元気が語る!将棋の世界…一個人ブログ) ぜひ、上記の後藤元気さんの記事を読んでいただいた上で、下の写真をご覧いただきたい。 鈴木大介八段が解説だったNHK杯戦というと…私が観戦記を担当した金井恒太五段-久保利明九段戦。 早速、その時の棋譜用紙を見てみた。 たしかに、後藤元気さんが書かれている通り、棋譜用紙の備考欄の解説の鈴木大介八段の名前が、鈴木太介八段になっている! 言われてみなければ絶対に気がつかないようなことだ。 棋譜用紙をコピーする際に、原稿を置くガラスの絶妙な位置に小さなゴミが乗っていたことがこのようになった原因のようだ。 この時の記録係は、黒沢怜生三段(当時)と室谷由紀女流初段。 後藤さん(

    鈴木太介八段になっていた鈴木大介八段
  • ビルに詰将棋!

    将棋世界1995年4月号、「読者が作る声のページ レタープラザ」より。 ビルに詰将棋! 先日、熊市の中心部にある金融機関のビルに、詰将棋が出題されていると、地元のNHKで放送がありました。さっそくカメラ片手に見物に行きました。ビルの窓を利用して、7手詰(とアナウンサーが言っていました)の詰将棋が作ってありました。将棋ファンにはうれしい広告です。先着200名の正解者には記念品が出るとのことなので、がんばって挑戦してみようと思っています。 (熊県 Nさん) =編集部より= 写真を見て編集部一同ビックリ。驚きのニュースでした。 —– 写真の下の方に「公共料金の自動振替はくましんへ」とある。 熊県で「くましん」というと「熊信用金庫」のこと。 豪快で、当に有り難い企画だ。 多少細長い盤になっているが、局面図にはピッタリなビル。 詰将棋の盤面は次の通り。 NHKのアナウンサーが言う通り、7手

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