利用頻度が高いコマンドは? と尋ねられたら……筆者は「ページャ」と答えるようにしている。もちろん、カレントディレクトリを変更する「cd」や、ファイルを移動/リネームする「mv」もよく使うが、ソースコード(特にオープンソース系の)に付属するドキュメントをすぐに読みたいとき、Finderには表示されない/usrや/etcなどUNIXとしての領域にあるファイルの内容を確認したいとき、ページャがなくては話にならない。それに、「ls -l」したときスクロールアウトした情報を、Terminalのスクロールバーで追いかけるのは、とてもカッコ悪い。 そのページャだが、Snow Leopardでは「less」がデフォルトだ。ソースコードに付いてくる「README」や「Changelog」など英文はもちろん、LESSCHARSET環境変数に「utf-8」を定義しておけば、UTF-8なテキストファイルも閲覧でき