経済情勢に関する検討会合の終わりにあいさつする菅直人首相(中央)。左は与謝野馨経済財政担当相、右は枝野幸男官房長官=首相官邸で2011年6月15日午前9時48分、藤井太郎撮影 与謝野馨経済財政担当相は15日、政府の11年度の経済成長率見通しについて、東日本大震災の影響で0%近くに落ち込むとの見方を示した。政府は今年1月に閣議決定した11年度の経済見通しで1.5%成長を見込んでいたが、大震災の影響で大幅な下方修正が不可避になったとの認識を示したもの。7月に経済見通しを正式に改定する方針。 内閣府は15日に開かれた政府の「経済情勢に関する検討会合」で、11年度の実質国内総生産(GDP)成長率が0%近くになるとの民間調査機関22社の予測平均値を報告。与謝野経財相は会合後の会見で「(民間予測と)最終的な政府の数字に大きな乖離(かいり)はない」と述べた。 検討会合は、大震災から3カ月を経過した日本経