18~34歳の未婚者のうち、男性の約70%、女性の約60%は異性の交際相手がいないことが国立社会保障・人口問題研究所が実施した全国調査で明らかになった。5年前に比べ、男性は8ポイント以上、女性は9ポイント以上も増加。「恋愛しない、できない若者」が急速に増えている実態が浮き彫りになった。 この調査は2015年に実施した「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)で、同研究所が9月15日に結果の概要を公表した。独身者を対象にした調査では、無作為に選んだ900調査区に住む18歳以上50歳未満の全ての独身者を対象にし、8754人(有効回収率76.5%)から回答を得た。 男性未婚者の3割が「異性交際望まない」それによると、「交際している異性はいない」と回答した未婚者の割合は男性69.8%(前回2010年の調査では61.4%)、女性は59.1%(同49.5%)と、いずれも5年前より増加した