酒を飲みながらこういう話を書くのも何だが、この飲酒好きというのはどうも父方の血筋のようで、一族には文字通り酒で命を落とした人もいる。 アル中で初婚&再婚の2つの家庭を失い、最終的には福祉の世話になりながら入退院を繰り返し、民生委員が定期巡回で様子を見に行ったらアパートの風呂場でこけて死んでいたという伯父もいた。 同居人でもいれば早急に救急車を呼んで助かったのかもしれないが、何しろアル中の入院治療を終えて帰ってきた直後にきゅっと飲んでいたらしいので、転倒して頭を強打しても痛みすら感じないほど気色よくなっていたのだろう。ちょっと頭が痛いような気がするけど起き上がるのも面倒だし、このまま寝るか。ってんで寝たら一生起きれなくなっていた。というのだから、これは酒飲みとしては本望だった違いない。 しかし、こういう自分の生き方を貫く人にはそのとばっちりを受ける人間というのが必ず出てくるもので、彼の場合に