通常の板ガラスや瓶などに用いる安価なソーダ石灰ガラスを使って液晶パネルを製造する技術を韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.が開発し,実際に製造した19型パネルを「FPD International 2007」で展示した。Samsung社は「すでに第5世代(1100×1250mm)に相当する大きさのソーダ石灰ガラス基板を量産に適用できる状態にある」という。 ソーダ石灰ガラスは安価で加工性に優れる。しかし,通常の液晶パネルのTFTを形成する高温プロセスでは変形してしまい利用できない。このため,液晶パネルの製造には不純物を減らした高価な専用のガラス基板が必要だった。 Samsung社はソーダ石灰ガラスを使用できるようにするために,TFT工程の処理温度を大幅に低減した。具体的にどのようなプロセスを使っているのかは明かしていない。展示した試作品は19型SXGA(1280×10
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