相変わらず低速更新モード。blogに書いたり転載したりするほどまとまった思考がとれない、という部分がある。最近はTwitterの方でも低速更新なので、さらにその傾向が助長されている。まあ、なるようになれ。 再読。 天使 (文春文庫) 作者: 佐藤亜紀出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/01/07メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 48回この商品を含むブログ (79件) を見る20世紀初頭のウィーン、そして周辺諸国において繰り広げられる長編サイキック伝奇ロマン。人の心を読み、あるいは傷つけ、あるいは木っ端微塵に砕くことすらできる精神作用超能力「感覚」を持ったものたちが、第1次世界大戦の混迷の中、歴史の裏側で超能力バトルを繰り広げる、という、ありていに云うとどんな中二病なのか、というお話なのだが、佐藤亜紀の手に掛かるとこれが恐ろしく優雅で繊細、なおかつ機知としたたかさに富んだ