1年半続いた「東浩紀のゼロアカ道場」ですが、ついに最終関門の審査が終わり、通過者が決定しました。 http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-box/zeroaka/kanmon_06.html 以上で発表されているように、最終通過者は村上裕一くんです。 ■ 村上くんの論文は、公開されているPDFを読まれればわかりますが、いわゆる「批評」とはちょっと異なり、「2ちゃんねる時代のニューエイジ哲学」とでもいった趣きの文章です。 ですから、読者によっては、拒否反応を示すひともいるかもしれない。しかしぼくは、これは出版に値する試みだと思います。そしてまた、ゼロアカでしか世に問えないテクストでもある。その意味で、まさにゼロアカに相応しい結果になったと言えるでしょう。 ただ、残念ながら現時点では、筆者の思惑が先走りすぎて、いささか読みにくい文章であることも事実。出版に先だっ