この記事は「#3000文字チャレンジ」という企画用の記事になります。 ※内容はすべてフィクションです。 私はうどんです。 正確には、私はうどんになったようです。 ある朝、目が覚めると私はうどんになっていました。 人間だった時の記憶もあります。 人間だった私には妻と娘がいました。 うどんである今の私には目がありません。 手もありません。 足もありません。 そのため自分がうどんである姿を見ることも、手で触って確かめることもできません。 私にできることは考えることだけです。 自分がうどんであることは何となくわかります。 白い体。 太い体。 コシもしっかりしていて、食べ応えのあるうどんだと感じます。 味に自信があります。 恐らく人間だった時の体格が影響しているのかもしれません。 人間だった私は、中肉中背で決して細身ではありませんでした。 そのためうどんになった私も、同じような形状なのではと感じます