インターネット交流サイト最大手の米フェイスブック創業者、マーク・ザッカーバーグ氏(28)が11日付のワシントン・ポスト紙に寄稿し、抜本的な移民制度改革などの実現を目指す政治活動団体「FWD.us(フォワード・アス)」を立ち上げたと発表した。 共同発起人にはグーグルのシュミット会長や、ヤフーのメイヤー最高経営責任者(CEO)ら著名なIT企業関係者が名前を連ねており、一定の影響力を持つ政治団体となりそうだ。 米経済の活力を育む社会基盤をつくるため民主、共和両党や連邦政府、地方自治体に働き掛けるとしている。当面の課題として、不法移民の子供にも米市民権付与の道を開く移民制度改革、理数系教科を中心とした学校教育改革、科学研究支援拡充の3点を挙げた。 ザッカーバーグ氏は、21世紀の経済を支えるのは天然資源や機械ではなく「知識とアイデア」だと指摘。そのためには人材の確保が急務で、移民制度の改革が必要と訴